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健康管理を疎かにする30代の男性が最も肥満率が高い

健康管理を疎かにする30代の男性が最も肥満率が高い

Posted December. 26, 2013 03:13,   

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「40代?いいえ違います、30代が問題です」

韓国の40代の男性の死亡率と疾病率が高いというのは周知の事実だ。大体40代以降の激務や飲酒、喫煙などのためと思われやすいが、実は30代の頃のずさんな健康管理が続いた結果だという分析が出た。

25日、国民健康保険公団の「12年健康検診統計年報」によると、喫煙率が最も高い階層は30代の男性(52.8%)で、40代の男性(46.5%)より高かった。健康管理のための運動は、性別の特性から男性が女性より多く行っているが、男性の中では30代が事実上最も少なく行っていることが分かった。

「この1週間で1日20分のランニングを3日以上、または山登り、エアロビクスなどの激しい運動をした」と答えた30代の男性は15.2%。これは80代以上の男性の11.8%に続き2番目に低い。年齢の差を勘案すると、事実上最も運動をしない年齢帯と言っても良い。

「早く走ること、複式テニスなど軽い運動を1日30分、週5日以上行った」という比率も30代の男性が5.1%で最も低かった。30代の男性の肥満率は41.1%で、男女の全年齢代を通じて最も高かった。

結局、このようなずさんな健康管理の習慣が長期間続くと、40代以降に大きな疾病に発展する場合が多いということだ。実際、今度の統計のように悪い健康週間は若いときに多いが、実際に慢性疾患が発見される時期は中年層であるという結果が出た。高血圧と糖尿病を患っている比率は20代以下(0.5%)、30代(2.2%)、40代(8.8%)までは10%未満に過ぎなかった。しかし、50代(21.1%)になると2倍程度に膨らみ、60代(37.1%)、70代(48.9%)では急増する傾向を示した。

ソウル大学病院のシン・ドンウク家庭医学科教授は、「40代は体力の低下で以前のようにお酒を飲むと、翌日の生活に支障が出ることを知っているため、自らの健康に気を遣う傾向がある」とし、「しかし、30代は大きな病気にかかるという考えが少なく、体力にも自信があるため、飲みすぎや過度な喫煙に対する警戒心が少ない」と説明した。また、30代にはまだ未婚が多いため、責任を持つ家族もおらず、忠告する人も少ないため、相対的に健康管理を疎かにしやすいということだ。

30代男性の健康管理が疎かであることには社会的な原因も大きい。普段、喫煙や飲酒は周辺の人に影響される。30代には健康な人が周辺に多いため、本人も疾病に警戒心を持たない。反面、中年になると、同年齢帯の中で各種疾患にかかって苦労したり、突然死する人がたまにいる。中年になって酒、タバコを減らし、山登りなど運動を始める人が増えるのもこのためだ。

専門家は、「大きな疾病はある日突然現れるのではなく、長期間蓄積されてきた誤った健康管理で生じる場合が多い」とし、「30代の時に健康に自信があると油断しないで、普段から休まずに健康管理をする習慣を身に付けなければならない」と指摘する。