Go to contents

北朝鮮、保衛部要員を急派して張成沢ラインの駐ロ・駐中大使を監視

北朝鮮、保衛部要員を急派して張成沢ラインの駐ロ・駐中大使を監視

Posted December. 19, 2013 03:15,   

한국어

北朝鮮が金英在(キム・ヨンジェ)駐ロシア北朝鮮大使や池在竜(チ・ジェリョン)駐中北朝鮮大使ら、最近処刑された張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長の側近と分類される高位外交官を監視するため、国家安全保衛部の要員を現地に急派したことが分かった。特に、金大使と池大使は北朝鮮との経済協力や北朝鮮の核問題関連交渉に関わってきた主要国の大使であるため、彼らが召喚された場合、関連交渉に与える影響が注目される。

北朝鮮の内部事情に詳しい外交消息筋は18日、「金英在大使が平壌(ピョンヤン)から出た保衛部要員と警護員に一挙手一投足を密着監視されている」とし、「現在遂行中の対外活動は見えない統制下に行われるものと見られる」と話した。また、他の消息筋は、「池在竜大使の周辺に監視者が付き纏っていると聞いている」とし、「表向きには正常な外交活動をしているが、まもなく召喚されると聞いた」と伝えた。

「張成沢ライン」に分類される北朝鮮の高官らは、17日、金正日2周期中央追慕大会に殆どが顔を出したため、「粛清の刀を一旦は避けたのではないか」という分析が出た。しかし専門家らは、彼らの登場が粛清の速度を調節するために演出した一種のショーである可能性が高いと見ている。金大使と池大使は労働党中央委候補委員であり、11年、金正日総書記の国家葬儀委員会委員に名を連ねるなど、北朝鮮指導部内で確固たる立場を維持してきた。6カ国協議の当事国であるロシアと中国の議論の過程に深く介入してきた人物だ。金大使は、最近韓国が参加することにした北朝鮮羅津(ラジン)〜ロシア・ハサン鉄道利用物流プロジェクト関連交渉にも関与している。