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不況の長期化で偽物業者に転落した「30年経歴の靴職人」

不況の長期化で偽物業者に転落した「30年経歴の靴職人」

Posted December. 13, 2013 03:48,   

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30年以上手作り靴を作ってきた「靴職人」のホン某容疑者(52)は、最近不況が長期化して生計を立てるのが大変になった。客はほとんどデパートなどで売る既成靴を好み、手作りの靴を探し求める客が減少した。生計のため、ホン容疑者はシャネル、ルイヴイトンなど海外の名品を模倣したいわゆる「偽ブランド靴」を作る決心をした。ホン容疑者は、靴制作経歴20年以上の職員4人を選んでチームを組んだ。

偽物ではあるが、品質は確実でなければならないという信念の下で、精巧な分業体系を整えた。反物の裁断、踵の制作、ブランドのマークの制作などそれぞれの仕事を分けた。このようなやり方で10月31日から11月25日までソウル道峰区(トボング)のある工場で合わせて680足を作って、流通業者のユ某容疑者(52)に納品した。

偽ブランド靴は小売業者に1足当たり7万ウォンで売られ、一般消費者には最大20万ウォンで売られた。デパートで売られる本物は約30〜90万ウォンだった。

ソウル冠岳(クァンアク)警察署は、海外ブランドの靴を模倣した偽ブランド靴を作って流通させた疑い(商品法違反)で流通業者のユ某容疑者を拘束し、製造業者のホン容疑者ら5人、販売を担当したキム某容疑者(27)を不拘束で立件したと、12日、発表した。警察は、「残っている靴を押収したが、返し縫が精巧で巧みに作られていて、一般の消費者は本物と偽物を区別できないほどだった」と舌を巻いた。