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北朝鮮テレビがネット上にリアルタイムで配信、韓国での接続確認

北朝鮮テレビがネット上にリアルタイムで配信、韓国での接続確認

Posted December. 12, 2013 07:35,   

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北朝鮮の公式の対外広報用メディアである朝鮮中央テレビが、インターネットでリアルタイムで放送されていることが確認された。張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長が9日の党政治局拡大会議で連行される様子など、北朝鮮の政治宣伝用テレビの内容がそのままソウルに伝えられている。

11日、北朝鮮事情に詳しい消息筋によると、朝鮮中央テレビ(Korean Central Television)という名前のこのサイトは、北朝鮮のテレビをリアルタイム(on air)で放送するために作られた専用サイトだ。「www.dprk.」で始まるアドレスで、我が民族どうし、労働新聞、朝鮮中央通信などの別の宣伝用サイトもリンクされている。また「video gallery」コーナーには、「私たちはあなたしか知らない」という金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記に忠誠を誓う歌や北朝鮮軍歌などの動画もある。

主な内容が英語で作成されていることから、外国人を対象にした広報目的のサイトである可能性が高い。サイトは開設時期を明らかにせず、著作権者を朝鮮中央テレビ、ホームページ製作者を「平壌(ピョンヤン)コンピュータセンター」と紹介している。しかし、「金日成(キム・イルソン、Kim Il Sung)」に何の修飾語もない点などから、北朝鮮を支持する外国人が作った可能性も排除できない。北朝鮮の公式メディアは金日成主席を呼ぶ時、「偉大な領導者(the Great Leader)」といった修飾語を必ずつける。

別の北朝鮮の宣伝ホームページとは違って、このホームページはまだ韓国政府から「有害サイト」に指定されておらず、誰でもアクセスできる。個人が北朝鮮メディアを見るのは違法ではないが、その内容を流布すれば国家保安法に抵触する可能性がある。

12日現在、このサイトにアクセスしたネットユーザーが最も多い国家は米国849人で、中国391人、英国266人、日本261人の順だ。韓国は257人で5番目だ。