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「嫌韓デモに反対します」 7ヵ月間プラカードを持つ日本人教授

「嫌韓デモに反対します」 7ヵ月間プラカードを持つ日本人教授

Posted December. 11, 2013 03:35,   

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「日本の保守団体の嫌韓デモに反対します」

7日午後3時、ソウル光化門(クァンファムン)の教保(キョボ)ビル付近の高宗(コジョン)即位40年慶祝記念碑の前。冷たい風が吹く中、1人の日本人が嫌韓反対のプラカードを持って通り過ぎる市民にみかん1個と日本の保守団体の嫌韓デモに反対するという内容のビラを配った。

嫌韓反対デモをしている主人公は、南ソウル大学日本語科に在職する桜井信栄教授(39)。桜井教授は5月から毎週土曜日、光化門広場付近で2、3時間、嫌韓反対デモをしている。先月23日からは日本語科1年生の教え子、チャン・ウォンジュン氏(19)とウォン・ヨンチャン氏(19)も一緒だ。

桜井教授がこのように直接プラカードを持ってデモをしているのは、日本の保守団体である在特会(在日特権を許さない市民の会)の嫌韓デモが度を越えていると考えるためだ。在特会には約1万4000人の会員が加入しており、デモには100人余りが参加する。彼らは、長期の経済不況などで起こる内部不安を人種差別を利用して解決しようとし、特にコリアタウンがある東京の新大久保などで嫌韓デモを行なっている。

桜井教授は、日本人観光客が特に多く訪れる光化門広場が自分のメッセージを効果的に伝えることができる場所と考えた。4月には新大久保で嫌韓反対デモに参加した。

日本の金沢県出身の桜井教授が韓国そして韓国人に目を向けることになったのは、法政大学日本文学科に在籍していた時、指導教授が与えた在日同胞作家、金鶴泳(キム・ハクヨン)の小説「凍える口」のためだ。桜井教授は在日同胞文学で修士学位を取得した代表的な知韓派だ。

桜井教授は、「日韓両国の政治状況は良くないが、市民の友好的な交流を着実に続け、日本人と韓国人は憎しみ合わず仲良くならなければならない」と話した。