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北朝鮮、故金総書記の2周忌に外国要人招待 情勢安定をアピールか

北朝鮮、故金総書記の2周忌に外国要人招待 情勢安定をアピールか

Posted December. 09, 2013 03:16,   

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北朝鮮が、張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長の失脚事態にもかかわらず、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の2周忌追悼式(17日)に外国の要人を招待していることが8日、確認された。

数年間、韓国と北朝鮮を往来して活動してきたA氏(米市民権者)が12月初めに、北朝鮮から追悼式出席のために16日までに入国してほしいという連絡を受けたと、同氏の側近が明らかにした。A氏は、2011年の金総書記の葬儀、2012年の1周忌にも参列した。

北朝鮮は過去に参列した人々を招待しない場合、張成沢事件で政権が萎縮していると映ることを憂慮したと見える。ある北朝鮮事情に詳しい消息筋は、「張氏失脚にも『動揺はない』という点を誇示するために例年より追悼式を大きくする可能性もある」と述べた。A氏など追悼式参列者が訪朝後に北朝鮮の現在の様子を外部に伝えるためだ。北朝鮮は昨年12月16日、金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記も参列し、平壌(ピョンヤン)体育館で大規模な追悼式を開催した。この追悼式には、張氏と夫人の金敬姫(キム・ギョンヒ)党書記が主席団に参加した。当時は、金総書記の遺体が安置された錦繍山(クムスサン)太陽宮殿の開館式、陸海空軍決起大会なども行なわれた。一方、北朝鮮の記録映画から張氏の姿が削除されて上映され始めるなど「痕跡消去」が始まっており、張氏の公式席上での登場は難しいと見える。朝鮮中央テレビは7日、金第1書記の軍部隊視察記録映画「偉大な同志 第1部 先軍の道で」を再放送し、これまで出ていた張氏のシーンをすべて削除した。