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U20W杯招致に成功、サッカー外交の快挙

U20W杯招致に成功、サッカー外交の快挙

Posted December. 07, 2013 06:32,   

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韓国の2017年20歳以下(U20)ワールドカップ招致成功には、二人の足と人脈が大きな役割を果たした。主役は鄭夢奎(チョン・モンギュ)大韓サッカー協会長(51)と鄭夢準(チョン・モンジュン)大韓サッカー協会名誉会長(62)。

鄭夢奎会長は今年5月、U20W杯招致合戦に飛び込んだ。当時、韓国をはじめバーレン、サウジアラビア、英国、フランス、ウクライナ、アゼルバイジャン、ポーランド、南アフリカ共和国、チュニジア、メキシコの12ヵ国が招致意向書を提出し、競争に名乗りを挙げた。鄭会長は、仁川(インチョン)国際空港を足しげく出入りした。アジアサッカー連盟(AFC)総会、北中米ゴールドカップ、2013U20W杯の大会を訪問し、投票権を行使する国際サッカー連盟(FIFA)執行委員25人の取り込み努めた。

FIFA副会長を経験し、サッカー界に幅広い人脈を持つ鄭夢準名誉会長は、鄭夢奎会長をサイドから支援した。1994年にFITA副会長に選出された鄭名誉会長は、4回当選を果たし2011年まで活動した。2011年の副会長選では落選したが、その後も、直接間接的にサッカー外交に関わっている。

これに国際大会を何度も招致した能力と経験などが評価され、韓国は早くから有力な招致候補に挙げえられていた。韓国が大会招致に積極的に取り組む中、招致意向書を提出した多くの国が招致を放棄し、11月に最終的に招致申請書を提出したのは韓国とアゼルバイジャンの2ヵ国に絞られた。韓国は5日にブラジルで開かれるFIFA執行委員会で、アゼルバイジャンを制して大会を招致した。FIFA主催の4大国際大会(2001年コンフェデレーション杯、2002年韓日W杯、2007年U17W杯、2017年U20W杯)全ての招致に成功し、グランドスラムを達成した。メキシコと日本に次いで3番目だ。

今大会は、国庫補助なしに開催される大会であることも注目に値する。これまで、一部の自治体の無分別な国際大会招致や国庫支援の要請で、国家財政に大きな負担をかける場合が多かった。だが、U20W杯は、国庫支援なしに2002年韓日W杯の際に建てられた競技場を使い、FIFAと大韓サッカー協会の財源だけで開催される。体育科学研究院によると、同大会は800億ウォンあまりの経済誘発効果が期待されるという。

U20W杯は、多くのサッカースターを輩出してきた。ディエゴ・マラドーナやリオネル・メッシ(以上アルゼンチン)、ティエリ・アンリ(フランス)などがU20W杯を通じて世界舞台に名を知らせた。