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防空識別圏拡大しても国際法上問題にならぬ、政府が検討済み

防空識別圏拡大しても国際法上問題にならぬ、政府が検討済み

Posted December. 03, 2013 03:13,   

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韓国の防空識別圏(ADIZ)を拡大する問題を論議するため、3日に予定されていた政府与党間協議が具体的な日取りもできないまま突然延期となった。政権与党の関係者によると、政府が2日に「もう少し準備をしてまとめよう」という立場を伝え、与党セヌリ党はこれを受け入れた。政府与党間協議の日にちはまだ決まっていないという。

政府は、激昂した世論を意識して強気の対応方針を固めたが、米国や日本より先に出る場合、国益に不利益をもたらすことを懸念したものと受け止められる。2日からバイデン米副大統領が北東アジア3国の歴訪を始めた状況下で、韓国として強硬措置を打ち出すのも負担になった。

これに先立ち、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は、予定していた海外出張を取り消し、国内で待機することにした。外交部は、尹長官が5日と6日にウクライナで開催される第20回欧州安全保障協力機構(OSCE)閣僚理事会に出席する予定だったが、辛東益(シン・ドンイク)多者外交調整官を代わりに送り、尹長官は国内に残ることにしたことを明らかにした。また、今週後半に予定していたアラブ首長国連邦(UAE)訪問も延期した。

外交部は、「現地事情などを考慮して日程を再調整した」と説明したが、ADIZ問題に対応するための措置と受け止められる。外交部の担当部署も週末にも出勤して状況を点検している。外交部は、検討を進めた結果、韓国のADIZが中国や日本と重なっても国際法上問題にはならないと判断している模様だ。

だが、ADIZ拡大を関連国に知らせる方法はまだ決まっていない。外交部は、「ADIZは我々が一方的に宣言することができるので、関連国と協議する必要はないが、通知の形式や時期については検討を進めている」と明らかにした。