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統合進歩党の幹部、北朝鮮工作組織と接触した容疑で拘束

統合進歩党の幹部、北朝鮮工作組織と接触した容疑で拘束

Posted November. 30, 2013 06:10,   

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統合進歩党(統進党)の幹部が北朝鮮の対南工作組織225局の工作員と225局傘下の反国家団体・在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関係者と会って、連絡を取り合った容疑で拘束収監された。

ソウル中央地検公安1部(崔聖男部長)と国家情報院は28日、国家保安法違反(会合・通信、特殊潜入・脱出など)の容疑で統進党幹部のチョン某容疑者(44)を拘束収監した。令状実質審査をしたソウル中央地裁の厳相弼(オム・サンピル)令状専担部長判事は、証拠隠滅および逃走の懸念があるとして令状を発行した。

チョン容疑者は、00年代後半から中国で活動中の225局工作員と密かに接触し、指令を受けてきた容疑が持たれている。北朝鮮の対南工作組織の225局は、06年の一心会スパイ団、11年の旺載山スパイ団事件の背後とされている。また、チョン容疑者は、00年代初めか半ばからビジネスの目的で日本を往来していたところ、総連に包摂され、最近まで総連の関係者と連絡し、会っていた容疑も持たれている。

公安当局はチョン容疑者が225局から受けた指令を統進党に伝えたかの有無を捜査する方針だ。また、公安当局はチョン容疑者が最近まで李石基(イ・ソッキ)議員が組織したRO(Revolutionary Organization=革命組織)組織員と通話した情況も把握し、チョン容疑者がROと北朝鮮を連携したかどうかも一緒に捜査する計画だ。

特に、公安当局は昨年6、7月に実施された党代表及び代議員選挙に注目している。当時、チョン容疑者は永登浦(ヨンドゥンポ)統合選挙管理委員長を務め、選挙日程や投票方式などを決定する過程を主導した。チョン容疑者は統進党の前身の民主労働党が創設された00年から活動し、統進党の幹部にまで上り詰めたという。チョン容疑者は現在、踊り手の集まりの「チュル」の代表を務めており、10年1月から今年5月まで韓国進歩連帯文芸委員長、06年10月から今年7月まで文芸組織連帯体の「新時代芸術連合」の事業団長を務めた。