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最初のキャディと組んだ6年、朴仁妃が格別な感謝の気持ち表す

最初のキャディと組んだ6年、朴仁妃が格別な感謝の気持ち表す

Posted November. 27, 2013 03:55,   

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「彼のサポートがなかったら、自分の実力をここまでの伸ばすことはできなかったでしょう」。朴仁妃(パク・インビ、25)は先週、韓国人では初めて米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーの「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」(年間最優秀選手賞)を受賞して行った演説で、キャディへの格別な感謝の気持ちを表した。この日、短パンとスニーカーの代わりに、スーツを着た豪州人キャディのブラッド・ビチャー(31)氏も出席し、喜びを分かち合った。

二人の出会いは、朴仁妃がLPGAツアー新人だった2007年に遡る。専属キャディを探していた朴仁妃は、カン・スヨンとチョン・イルミなど韓国人選手のキャディバックを担いでいたビチャー氏を紹介された。最初は3大会だけ試験的に採用する予定だったが、二人は今まで6年間をコンビを組んでいる。朴仁妃がLPGAツアーで収めた通算9勝と日本ツアー4勝の瞬間には、いつもビチャー氏がいた。朴仁妃がLPGAツアーで4年間無冠のまま挫折していたときも、ビチャーは黙々と彼女の傍を守っていた。

朴仁妃が昨年と今年に、LPGAツアー賞金だけで500万ドル近くを稼ぎ、ビチャー氏も仲間のキャディたちが羨まれるほどの大金を手にした。2年間40万ドル(約4億ウォン)ほどをもらい、最近故郷の豪州ゴールドコストに寝室2つ付きのマンションを購入した。ビチャー氏は、韓国製ミネラルウォーター「三多水(サムダス)」の帽子を着用する条件で、スポンサー支援金ももらっている。

朴仁妃が来年1月、初めて豪州でトレーニングすることになったのもビチャー氏のためだ。高校時代まで選手として活躍したビチャー氏は、自身のマンションを宿舎として提供することにし、自宅から近い5つの名門コースをトレーニング場所として手配しておくなど、念入りの準備をした。朴仁妃は今年のハワイ大会にビチャー氏の母親を招待した。26日に帰国した朴仁妃は、「一度も不平の言葉を聞いたことがない。まじめで頭が良い。家族みたいに過ごしている」と話した。

朴仁妃はキャディだけでなく、一度結んだ縁を大事にすることでも有名だ。スイングコーチのペク・ジョンソク氏からは、中高校時代から引き続き指導を受けており、スポーツ心理が専門のチョ・スギョン博士は、2008年から朴仁妃のマインドコントロールを担当している。マネージャを務めるIBワールドワイドのイ・スジョン部長も、2008年に契約を交わして以来、スポンサー業務を担当している。

ときには、より良い条件に脇目を振りたい誘惑もあったが、彼女は人間関係を強調した。朴仁妃は、フィアンセのナム・ギヒョン氏とは、土鍋の味噌チゲを一番良く食べているという。軽く出会って軽く別れる世態とは違って、人間関係においても簡単に冷めない朴仁妃スタイル。ゴルフ女王の成功のキーワードも、そこにあるのかもしれない。