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三星、米陪審員団の「愛国心」にやられた

三星、米陪審員団の「愛国心」にやられた

Posted November. 23, 2013 06:17,   

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三星(サムスン)電子のアップル特許侵害を巡り損害賠償額を再算定する米裁判所の裁判で、陪審は三星電子が支払うべき追加賠償額を、計2億9000万ドル(約3074億ウォン)と評決した。これに先立って確定されている6億4000万ドルを合計すれば、賠償規模は計9億3000万ドル(約9858億ウォン)に上る。

これについて三星電子は、「米特許庁で無効が決まった特許を基に行われた今回の評決に遺憾を表する」と、異議の申し立てと共に控訴する考えを明らかにした。

21日(現地時間)、米カリフォルニア北部の連邦地方裁判所で開かれた裁判で、陪審は、三星電子がアップルの特許を侵害したとして2億9000万ドルの賠償金支払いを命じる評決を下した。これは当初、アップルが要求していた3億7978万ドルよりは少ないが、三星電子が主張してきた5270万ドルよりは多い金額だ。

今回の裁判は、三星に対してアップルへの10億5000万ドル(約1兆1130億ウォン)の賠償金の支払いを命じた昨年8月の評決に法理的矛盾があることが見つかり、賠償額を再び算定するために開かれた。今回の評決が確定すれば、三星電子の賠償額は1億2000万ドルほど減ることに止まる。担当裁判官のルーシー・コー裁判長は、来年初頭、今回の評決に基づいて判決を下すという。

アップルは評決直後、「我々にとって、今回の訴訟は特許やお金の問題ではなく、革新や人々が愛する製品を開発するための努力に関する問題だった」とし、「陪審団が、コピーにはお金がかかることを三星に示したことに感謝する」とコメントした。