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プーチン大統領、未明に到着・・・首脳会談40分遅れ

プーチン大統領、未明に到着・・・首脳会談40分遅れ

Posted November. 14, 2013 06:23,   

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13日午後1時40分、大統領府。真っ赤なジャケット姿の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が明るい笑顔で訪韓したロシアのプーチン大統領を迎えた。挨拶を交わす両首脳とは対照的に、周りで待機していた式典担当者の顔には困惑の表情が歴然としていた。プーチン大統領の到着が予定の時間より40分も遅れたため、首脳会談や拡大首脳会談、昼食会などの予定がずれる「事故」が発生したためだ。

プーチン大統領は同日午前3時頃、仁川(インチョン)空港に到着し、ソウル中区小公洞(チュンク・ソゴンドン)のロッテホテルでしばらく休息を取った後、公式日程を開始した。当初12日の夕方に韓国入りし、2日間の日程を消化する予定だったが、前の訪問国であるベトナムの晩餐会などへの13日未明の到着で急きょ時間が調整されたという。そのため、プーシキンの銅像除幕式や対韓サンボ連盟の歓迎会など、予定されていた行事の再調整で、両国の関係者が冷や汗をかいたという。

主要国の首脳が遠く離れた外国を公式訪問して日帰りで日程を強行するのは異例のことだ。このようなプーチン大統領の行動に対して、「外交的欠礼」という指摘がソウル外交関係者から出ている。時間に追われ、首脳会談後の記者会見で両大統領は共同声明だけ朗読し、取材陣の質問も受けなかった。両国から約80人が出席した昼食会も午後4時40分が過ぎて始まった。プーチン大統領が13日未明に到着したため、午後3時15分からの予定だった「遅い」昼食会の時間がさらに1時間15分遅くなったのだ。政府内外では、「どこが昼食なのか。晩餐だ」という不満の声がもれた。

これに対して外交部当局者は、「訪問する側の事情によって日程を柔軟に決めることができる」とし、「政府がロシア大統領を配慮して、開放的に進めたと理解してほしい」と話した。しかし別の政府関係者は、「ロシア大統領が韓国に来て『日帰り』のスケジュールで首脳会談にまで遅れたのは少々おかしい」と指摘した。プーチン大統領は9月、ロシア・サンクトペテルブルクでのG20首脳会談の時に行われた韓ロ首脳会談でも、朴大統領を1時間待たせた「遅刻前歴」がある。

プーチン大統領は、首脳会談後の記者会見で、「温かく歓迎してくれた朴大統領と韓国の友人たちに謝意を申し上げる」と述べた。プーチン大統領を遅い昼食を終えた後、宿泊先に戻り、趙正源(チョ・ジョンウォン)世界テコンドー連盟総裁からテコンドー名誉9段証を受け取った。さらに、「韓ロ対話」閉幕式と仁川で開かれた「ワリャーク艦(日露戦争の時に沈没したロシア艦艇)追悼碑参拝」も急いで行ない、同日夕方に出国した。