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崇礼門の手抜き復旧、朴大統領が特別調査を指示

崇礼門の手抜き復旧、朴大統領が特別調査を指示

Posted November. 12, 2013 03:37,   

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朴槿恵(パク・クンへ)大統領は11日、ずさんな復旧を巡り、最近議論を呼んでいる崇礼門(スンレムン)を含めた文化財補修事業のずさんさと関連し、特別調査を指示した。

李貞鉉(イ・ジョンヒョン)大統領広報首席秘書官は同日、「大統領が崇礼門のずさんな復旧を含め、文化財行政全般に対し、徹底調査を指示した」とし、「問題点を明らかにし、不正関連者に対し、厳しく責任を問い、制度的補完策をまとめるよう指示した」と話した。李首席は、「大統領が正常でないものを元に戻すレベルでも、この問題は重要だと思っている」と語った。朴大統領は同日午前、金淇春(キム・ギチュン)大統領秘書室長に指示を出し、金秘書室長は、首席秘書官会議の時、これを関連首席らに伝えたという。

大統領府の重要関係者は、「朴大統領が歴訪直後、この問題を指摘した複数のメディアの報道に接したあと、指示を出した」とし、「普段から文化財への関心が高い上、欧州歴訪の際、伝統的文化財に接した後なだけに、より衝撃が大きかったような気がする」と話した。

国宝第1号の崇礼門は08年、放火による火災によって崩壊した後、242億ウォンをかけて5年2ヵ月ぶりに復旧したが、5ヵ月が経った今、丹青が剥がれ、柱の木が割れるなどの欠陥が相次いでいる。国宝第24号の石窟庵(ソクグルアム)も、天井や壁、柱、本尊仏に、25ヵ所ほどの微細な亀裂が入っている。

大統領府は今春、大統領が指示した文化財管理体系について直ちに報告する予定だったが、同日、特別指示を受け、再点検に乗り出す計画だ。特に、文化財の復旧過程で、原発を巡る不正のように一部の独占的機関と人間との間の長い不正のコネが存在するという疑惑をもっている。一部のメディアで、文化財技術者らが資格証を違法で貸す現状について、集中的に調査する予定だ。

崇礼門のずさんな復旧は、前の李明博(イ・ミョンバク)政権が任期内に復元しようと、無理に推進したことも一因ではないかという指摘が出ている。大統領府の関係者は、「最も問題が深刻な丹青の場合、40年間途絶えていた伝統的顔料技術を復元して使おうと3年間研究したが失敗し、結局、輸入顔料を使い、時間に追われた」とし、「任期内での復元が無理な側面があった」と話した。

大統領府は、文化財庁の「崇礼門の総合点検団」による点検とは別途に、監査院に監査を請求し、不正が見つかれば告発する予定だ。制度の改善も同時に進める計画だ。