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「江南スタイルの医療韓流」 中国人らも大きな関心

「江南スタイルの医療韓流」 中国人らも大きな関心

Posted November. 11, 2013 03:32,   

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8日、中国大連市のヤンウォンホテルの3階に設けられたソウル江南区(カンナムグ)内病院12ヵ所の韓国医療観光説明会会場。大連市民らと地元の医療観光旅行会社、地元病院の関係者など300人あまりが集まった。彼らは、三星(サムスン)ソウル病院、ミズメディ病院、BK整形外科など、各分野の有名な韓国病院の医師らのプレゼンテーションを、印象深く見守った。

今回の行事は、急速な経済成長で質の高い医療サービスへの関心が高まっている中国人患者らを、江南の病院に誘致するために設けられた。行事を主催した江南区は、総合病院や検診センター、整形外科、皮膚科、産婦人科など、主要病院12ヵ所の院長や各病院の中国人通訳専門職員を連れて、姉妹自治体の大連市中山区を訪れた。

江南区の申燕姬(シン・ヨンヒ)区長は、「江南区は、総合病院はもとより、整形や皮膚、脊椎など計2400件あまりの病院が立ち並んでおり、重症疾患から美容整形にいたるまで、さまざまな医療サービスを受けられる医療観光のメッカだ」と紹介した。江南区を招待した中山区の張淑華区長は、「韓国医療技術のうち、美容整形分野の優秀性は中国でも広く知られている」とし、「江南区と中国との交流が増え、大きな成果を挙げることを期待する」と話した。

同日の説明会には、韓国医師らから直接相談を受けるために訪れてきた大連氏の地元の患者らも目に付いた。75歳の高齢者は、直腸がん手術を受けた後、腹痛が激しいと相談を要請した。ソウル大学病院・江南センターのバク・ミンジョン教授は、中国語通訳の手助けを受け、カルテや処方箋に目を通した後、間違った薬が処方されたことを見つけ、薬と食習慣についてアドバイスした。医療観光の患者を募集する地元の旅行会社各社も、会場を訪れ、各病院の関係者らに主要医療サービスについて問い合わせたりした。

病院の関係者らは、このような説明会が医療観光客の増加に大きく役立つものと期待している。ロシアと中央アジア患者らの間で、不妊治療が広く知られているミズメディ病院の盧聖一(ノ・ソンイル)理事長は、「数年前、ロシアを初めて訪れた時は、今年わが病院のロシア患者関連の売上げが40億ウォン台へと伸びるとは、全く予想しなかった。より積極的に韓国医療技術を知らせるべきだ」と強調した。

江南区は、中国医療観光市場に注目し、10年、北京や天津を皮切りに、11年は広州、上海などを訪問し、中国人患者の誘致に力を入れてきた。江南区を訪れた中国人患者は、10年の5766人から12年は8295人へと毎年伸びている。