Go to contents

「大統領選疑惑問題は特別検察官で」 民主党代表が強気路線に回帰

「大統領選疑惑問題は特別検察官で」 民主党代表が強気路線に回帰

Posted November. 09, 2013 03:19,   

한국어

野党民主統合党(民主党)のキム・ハンギル代表は8日、国家情報院(国情院)と国軍サイバー司令部、国家報勲処など国家機関が大統領選に介入した疑惑問題で、特別検察官を任命して真相を解明させるよう政府与党に提案した。

キム代表は同日午前、同党の最高委員会で「昨年末の大統領選関連問題に関しては、これ以上検察を信頼することができない」とし、「大統領選関連疑惑の一切を特別検察官に任せる他ない」と述べた。

また、「大統領選で48%を得票した最大野党の大統領候補は参考人に過ぎないにも関わらず、公開で呼びつけられて調べた検察が、違法に流出された首脳会談会議録を読み上げた大統領選当時の朴槿恵(パク・クンヘ)候補陣営の総括本部長らに対しては要式行為に過ぎない書面調査をしていたことが明るみに出た」と言い、「極端的な不公正捜査で典型的な政治検察の姿だ」と批判した。

キム代表側は、「検察が2007年の南北首脳会談の会議録を違法に流出し公開した疑惑に関連し、セヌリ党の金武星(キム・ムソン)議員と権寧世(クォン・ヨンセ)駐中大使を書面調査しようとするなど、政権贔屓の捜査をしているため、特別検察官の実施の提案を決心した」と説明した。

民主党は同日、国会の議事日程を拒み、田炳憲(チョン・ビョンホン)院内代表と所属議員50人あまりがソウル市瑞草区(ソチョグ)の最高検察庁前で不公正捜査を糾弾する集会を開いた。

セヌリ党の金泰欽(キム・テフム)院内報道担当は、懸案問題のブリーフィんで「民主党は文在寅(ムン・ジェイン)一等兵救出大作戦のために国会日程を一方的に破棄しようとする動きを直ちに中止せよ」とし、「特別検察官の提案も、新たな野党連帯に向けた触媒として使いたい狙いがある」と批判した。

一方、ソウル中央地検公安2部(金廣洙部長)は、民主党が告発したセヌリ党の金武星、徐相箕(ソ・サンギ)、鄭文憲(チョン・ムンホン)の3議員を来週から順番に呼んで、会議録保存版の内容が、どういう経緯から公開・流出されたのか調べる方針だ。

警察は、野党と世論の非難を受けて3議員に対する調査方式を変えたのではないと釈明した。検察の関係者は、「金議員の場合、書面調査後に検察庁に呼んで調べる時期などを検討する予定だったが、金議員の方から、書面調査を抜きにして検察に出席する意向を伝えて来たので、時期を調整していたところだ」と話した。