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スマホ盗聴、控訴したら一審より重い刑

Posted November. 07, 2013 03:07,   

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ウェブ・デザイナーのチェ某被告(39)は2月、キム某氏から「妻の携帯電話を盗聴してほしい」という依頼を受けた。チェ被告はキム氏の妻のシン某氏にインターネットアドレス付きの広告文字メッセージを送った。シンさんがインターネットアドレスを押した瞬間、スマートフォン盗聴アプリケーション(アプリ)が自動的に設置された。中国の会社から買い入れたこのスマートフォン盗聴アプリは、一度設置されると、被害者が電話をするたびに内容を盗み聞きできるのはもちろん、録音までできる悪性プログラムだ。

チェ被告は、盗聴アプリでシン氏の通話内容を180回にわたってリアルタイムで録音した後、依頼人のキム氏の電子メールに送り、90万ウォンを受け取った。他の希望者に対しても4回盗聴を行い、金銭を受け取った。簡単な商売だと思われたが、その代価は大きかった。

ソウル中央地裁刑事控訴5部(李鍾彦部長判事)は、情報通信網法違反などの容疑で起訴されたチェ被告に懲役10ヵ月に執行猶予2年を言い渡した一審を破棄し、懲役1年6ヵ月の実刑を言い渡し法廷拘束したと、6日発表した。チェ被告がスマートフォン盗聴アプリを使って摘発された国内の初ケースだという点を考慮して、厳罰の意志を示したものと見られる。

裁判部は、「被告が営利目的で計画的、反復的にプライベートの秘密を侵害する犯行を犯した」とし、「一般の人にプライベート侵害に対する不安と恐怖を造成したため、厳しく処罰されなければならない」と話した。チェ被告は上訴を放棄し刑が確定したという。