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「中国と日本はすでに戦争を準備」 中国紙報道

「中国と日本はすでに戦争を準備」 中国紙報道

Posted November. 01, 2013 04:05,   

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中国国営のメディアが、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権をめぐって中国と日本の軍事衝突の可能性について言及した。

共産党機関紙「人民日報」の国際時事姉妹紙「環球時報」は先月30日付の社説で、「中国と日本はもはや話し合うことはない。あるならば相互攻撃と警告だけだ」と主張した。同紙は、「現在、両国は自国の強硬な立場を固持している」とし、「一方では対立を生みながら相手のマジノ線を天秤にかけ、他方では軍事衝突に備えている」と伝えた。

さらに、「中国と日本がこのようにやり合うなら、最後には戦略的な敵になる」とも指摘した。ただ、日本と米国の同盟関係を意識して、「中国と米国は戦略的敵対状況にはならないだろう」と主張した。中国と米国の間には合作領域が多く、中国が日本と衝突しても中国と米国は衝突しないということだ。

同社説は、日本の小野寺五典防衛相が29日、「中国の尖閣諸島周辺での領海侵入でこの一帯が平時と有事の中間である『グレーゾーン』事態になった」と中国を批判したことへの反応だ。

一方、日本の海上自衛隊とロシア海軍が中国を牽制するためにオホーツク海で共同訓練を行なう方向で調整していると、産経新聞が31日付で報じた。来月2日に初めて開く外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)で、合意を目指している。同紙は、中国海軍艦艇がロシア周辺への海洋進出に神経をとがらせており、これを牽制したいロシアの狙いがあると伝えた。中国海軍は7月14日、軍艦5隻を初めてオホーツク海に進出させた。同海で原子力潜水艦を多く航行させるロシアは警戒感を強めている。

尖閣諸島をめぐって中国と対立している日本としても、オホーツク海の共同訓練は「中国牽制」という利益に合致する。