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トイレのドアが故障して5日間の閉じ込められた女性、飢え死に直前に救助

トイレのドアが故障して5日間の閉じ込められた女性、飢え死に直前に救助

Posted October. 26, 2013 06:53,   

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「家に人がいるのに、電話に出ません。早く見に行ってください」

24日、日中の12時56分ごろ、京畿(キョンギ)楊平(ヤンピョン)警察署の玉泉(オクチョン)交番に差し迫った声の電話がかかってきた。欧州旅行中だった父親(68)が自宅にいる娘のイ某さん(41)が5日間も電話に出ないと、会社の女性社員に頼んで交番に緊急に通報したのだ。

警察は交番から5分のところにあるイさんの家に出動した。家は人通りの少ないところにあった。家の周辺を調べてみた警察は、窓のカーテンの間からかすかに光が出ているのを確認した。部屋の中には女性のカバンと外套がそろって置かれていた。これをおかしく思った警察は、セキュリティ会社の職員を呼んで一緒に家の中へ入った。

部屋を見て回ったが、ペットの犬や猫だけで人はいなかった。その時、急にトイレの方から「うんうん」といううめき声が聞こえてきた。警察がドアを開いてトイレへ入ったら、イさんが便器に頼ったまま蹲っていた。海外旅行へ行った親に代わって留守番に来ていたところ、トイレのドアが故障して5日間も閉じ込められていたのだ。水道水だけを飲んで耐えていた。

現場に出動したキム・ジェチュン警衛は、「トイレのドアが外では開けたが、故障して中では開かなかった」とし、「5日間もろくに食べれず、気力が尽きていた」と話した。イさんはすぐ近くの病院へ移送されて治療を受けており、命に支障はないという。