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「扉は閉まっているがカギはかかっていない」 在北朝鮮英国大使が米紙に寄稿

「扉は閉まっているがカギはかかっていない」 在北朝鮮英国大使が米紙に寄稿

Posted October. 23, 2013 05:55,   

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「北朝鮮の扉は閉まっているが、カギがかかっているわけではない」

平壌(ピョンヤン)駐在の英国のマイク・ギフォード大使(写真)は21日、米紙ロサンゼルスタイムズへの投稿文で、「北朝鮮を開放させるのが我々の役目であり、北朝鮮が国際社会のメンバーになるよう、欧米諸国が努力しなければならない」とした上で、このように主張した。

昨年、在北朝鮮大使に任命され、平壌入りしたギフォード大使は、「北朝鮮の人権状況はおぞましく、北朝鮮政権は核兵器や弾道ミサイルの開発、軍事技術のほかの国への輸出を続けている」とし、「このような挑発行為は、北朝鮮に責任がある」と厳しく忠告した。

特に、ギフォード大使は年明けに、北朝鮮が3回目の核実験に踏み切り、韓国と米国に対し戦争の脅威を加えたことについて、「当時、北朝鮮政府は、平壌駐在の外国公館に、戦争が起きれば安全を保障できないとし、撤退するよう強く勧めたが、それを恐れて撤退した公館など一つもなかった」とし、「各外国公館はかえって、北朝鮮に対し、外交官の身分を保護する義務や責任があることを、強く周知させた」と振り返った。

しかし、ギフォード大使は、「英国は、北朝鮮と国交を交わしており、平壌に大使館を持っている数少ない国だ」とし、「これは、北朝鮮が国際社会と積極的に関係を結び、問題を起こさないよう支援するために努力するという意味だ」と明らかにした。

さらに、「北朝鮮の大学院生2人が奨学金をもらって、ケンブリッジ大学で勉強している」と紹介し、北朝鮮との教育・文化交流の拡大が重要だと強調した。また、英大使館が平壌内の6つの大学や1つの中学校の英語教師の教育事業を支援しているとつけ加えた。

ギフォード大使は、「国連傘下の各機関が、北朝鮮住民への支援や農業生産性の増大に向け、さまざまな事業を展開している」とし、「このような努力が、北朝鮮を開放に導き、国際社会の責任ある一員になるよう、誘導している」と主張した。