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「ぼったくり料金はもうさようなら」観光警察が登場

「ぼったくり料金はもうさようなら」観光警察が登場

Posted October. 15, 2013 03:21,   

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ベレーをかぶったきれいな制服。上着の胸につけられているのは「English(英語)」「中国語」「日本語」と書かれた名札。これは今週水曜日からソウル市内の主要観光スポットで見られる「観光警察」の服装だ。観光警察は、ぼったくり料金など外国人観光客をねらった不法行為を専門に取り締まる警察組織だ。

文化体育教育部(文体部)と警察庁は16日からソウル市内の主要観光名所で、観光警察101人が活動を開始すると、14日発表した。観光警察は明洞(ミョンドン)、梨泰院(イテウォン)、東大門(トンデムン)、仁寺洞(インサドン)、弘益(ホンイク)大学周辺、清渓(チョンゲ)川、ソウル市役所前など、組別に配置されて外国人観光客を対象にしたぼったくり料金や不法コールバン営業などを集中的に取り締まる。また、外国人観光客が商店や食堂で経験する不親切や払い戻し拒否などの問題も解決する。文体部は、外国人観光客が観光案内電話1330を利用して、観光警察に手軽に連絡できるように支援する予定だ。

観光警察要員としては英語、中国語、日本語など外国語が堪能な現職警察52人と義務警察49人が選抜された。文体部と警察庁は、彼らの存在そのものが韓国を象徴する観光商品の1つになるように、有名デザイナーのキム・ソリョン氏がデザインした制服を着用する予定だ。文体部のシン・ヨンオン観光局長は、「観光警察が存在することだけでも外国人を狙った不法行為が減る効果がある」とし、「外国の儀仗隊や近衛兵のように『観光商品化』する予定だ」と話した。

文体部はソウルで観光警察制度をテスト実施した後、釜山(プサン)、仁川(インチョン)、済州(チェジュ)など外国人が多く訪れる他の地域へ拡大する計画だ。

韓国観光公社によると、海外から来た観光客不便届出の中で、不法コールバン営業など、交通関連届出はここ5年間引き続き15〜20%を占め、ぼったくり料金や払い戻し拒否など買い物と関連した届出は、08年23.6%から昨年34.7%へ増えた。