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ニューヨーク警察、22年ぶりに女児殺害犯を逮捕

ニューヨーク警察、22年ぶりに女児殺害犯を逮捕

Posted October. 14, 2013 05:24,   

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約22年前の1991年7月23日。米ニューヨーク・マンハッタンのヘンリー・ハドソン高速道路で補修工事をしていた労働者らは、道端に置かれていた青色のアイスボックスを開いてみて、びっくり仰天した。身をすくめた銅色の幼児の遺体が見つかったのだ。

当時容疑者はもちろん、被害幼児の身分さえ確認できなかったニューヨーク警察局は、ニューヨーク市民に誓った。「犯人と幼児の実名を明らかにできるまで捜査を諦めない」という象徴的な意味で、殺害された幼児を「ベイビー・ホープ(Baby Hope)」と名付けた。警察が立てた墓碑にも名前を「ベイビー・ホープ」と刻み、「情報があったら、いつでも下の番号に連絡してほしい」と書いた。「ベイビー・ホープ」未解決事件の始まりだった。

ニューヨーク警察局は12日記者会見を開き、4歳の女の幼児を殺害し遺棄したこの事件の容疑者を22年ぶりに検挙したと発表した。

警察、毎年印刷物を配布し、周辺を聞き込みする努力を諦めなかったが、事件はだんだん忘れられた。しかし、希望の糸までは手放さなかった。今年7月、再び大々的にチラシを配布して事件発生近くの地域にスピーカーを装着した自動車を運行しながら情報を求めた。ある女性から、「従妹が殺害されたようだという話をした女性を知っている」と聞いた警察は再び活気を取り戻した。その女性が話した幼児の人相着衣と失踪時点が殆ど一致した。結局、聞き込み捜査の末、殺害された幼児の母親を探し出し、遺伝子検査を通じて彼女の娘であることを確認した。

警察に捕まった容疑者は幼児の従兄のコンラド・フアレス(52)であることが明らかになった。当時、30歳だった彼は一緒に暮らしていた幼児を性的暴行した後殺害し、他の親類の助けを受けてアイスボックスに入れて遺棄したと白状した。事件の解決と共に死亡した幼児の名も分かった。アンジェリカ・カスティヨだった。ニューヨーク警察局は、子供の本当の名前を探すという約束を22年ぶりに守った。