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脱北ボクサーの崔賢美、対戦料を求めて後援者を告訴

脱北ボクサーの崔賢美、対戦料を求めて後援者を告訴

Posted October. 10, 2013 03:12,   

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「脱北ボクサー」として有名な崔賢美(チェ・ヒョンミ)選手(23、東部ウンソン体育館、写真)側が5月開かれた世界ボクシング協会(WBA)女子部フェザー級(57.15キロ)のチャンピオン7次防衛戦の対戦料が払われなかったとして、後援者を警察に告訴したことが分かった。

ソウル蘆原(ノウォン)警察署は、「崔賢美選手のマネージャー兼父親のチェ・ヨンチュンさんが、7次防衛戦の対戦料の中で一部が払われず、トレーニング費の支援もまったく受けていないとして、後援者のクォン某さんを詐欺の容疑で告訴した」と9日、発表した。父親のチェさんは本紙との通話で、「7次防衛戦を約2ヵ月後に控えた3月、クォンさんから毎月500万ウォンのトレーニング費と対戦料4000万ウォンを受け取ることに契約したが、競技が終わった後、連絡が途絶えている」とし、「トレーニング費は一銭ももらっておらず、対戦料も競技前日、計体量測定の時に900万ウォンを受け取ったのが全てだ」と告訴の理由を説明した。

蘆原警察署は、告訴された後援者のクォンさんの住所地に近い京畿道(キョンギド)華城(ファソン)東部警察署に事件を送致する計画だ。

平壌(ピョンヤン)出身で11歳の時からボクシングを始めた崔賢美選手は、04年、家族と共に北朝鮮を脱出して韓国へ亡命した。

06年アマチュアを経て、07年プロに転向した崔選手は、08年10月、中国のシュイ・チュンイェン(中国)を審判全員一致の判定で下してWBAフェザー級チャンピオンの座についた。以後、チャンピオンベルトを返上し、スーパーフェザー級(58.97キロ)に階級をあげた後、8月開かれたWBA女子部スーパーフェザー級タイトルマッチ(10ラウンド)でライカ恵美子(37、日本)を審判全員一致の3対0の判定でチャンピオンになった。