国連安全保障理事会は27日、15カ国の理事国が参加する会議を開き、来年6月をめどにシリア内の全ての化学兵器を廃棄するという内容の決議案を満場一致で採択した。軍事介入が可能な根拠の国連憲章7条による措置を盛り込んだが、軍事介入が必要な場合、安保理の追加決議が欠かせないという条件をつけた。ロシアが軍事介入に強く反対しているため、シリアが化学兵器を廃棄しなくても、軍事介入は事実上、不可能になった。
国連安全保障理事会は27日、15カ国の理事国が参加する会議を開き、来年6月をめどにシリア内の全ての化学兵器を廃棄するという内容の決議案を満場一致で採択した。軍事介入が可能な根拠の国連憲章7条による措置を盛り込んだが、軍事介入が必要な場合、安保理の追加決議が欠かせないという条件をつけた。ロシアが軍事介入に強く反対しているため、シリアが化学兵器を廃棄しなくても、軍事介入は事実上、不可能になった。