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米とイラン、36年ぶりに首脳接触

Posted September. 30, 2013 05:08,   

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米ニューヨークで開かれた第68回国連総会で、オバマ大統領と歴史的な電話会談をしたイランのハサン・ロウハニ大統領が、帰国後、怒った群衆から靴を投げつけられるなど、後遺症に苦しんでいる。

イランの強硬保守派のデモ隊は28日、テヘラン空港に到着したロウハニ大統領の車両に靴や卵を投げつけ、対米融和政策に強く抗議した。反ロウハニのデモ隊約60人は、「米国に死を」、「核交渉は米国の扇動欺瞞術策だ」などのプラカードを持って、反米スローガンを叫んだ。一方、200〜300人の親ロウハニの市民が、「ありがとう」、「あなたを支持します」といったスローガンを叫んで対抗デモを行ない、ロウハニ大統領の訪米成果に対するイラン国民の反応が二分していると、AP通信は伝えた。

オバマ大統領とロウハニ大統領は27日、15分間の電話会談で、イランの核問題の早急な解決を図ることで合意した。両国首脳間の接触は、1979年のイラン革命以来34年ぶりであり、電話会談はロウハニ大統領の要請で実現した。

国連総会の出席を終え、ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港に向かったロウハニ大統領は、オバマ大統領との電話会談で、「両国が意志さえあれば、核問題を早期に解決できる」とし、「核交渉が進展すれば、シリアなどの問題にも肯定的な影響を及ぼすことができる」と述べた。これに対してオバマ大統領は、「イランが核交渉で進展できる絶好の機会を迎えた」とし、「イランは透明かつ検証可能な行動を示さなければならない」と強調した。両首脳は、ケリー国務長官とザリフ外相にイランの核計画の廃棄合意案を早期に講じるよう指示した。

両国首脳はツイッターで、電話会談の内容をツイートし、挨拶まで交わして注目を集めた。ロウハニ大統領がツイッターで10件ほど会談内容を紹介するメッセージを書くと、オバマ大統領も「両国関係の改善を期待する」、「イラン人を尊敬する」などとつぶやいた。最後に「良い一日を!」というロウハニ大統領のメッセージに、オバマ大統領がペルシャ語の別れのあいさつ「ホダハフェズ(神のご加護がありますように)」と応えた。