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「ナダルと対決してみたい」 テニスの有望株が抱負語る

「ナダルと対決してみたい」 テニスの有望株が抱負語る

Posted September. 28, 2013 03:25,   

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先天性聴覚障害をもつテニス有望株のイ・ドクヒ(15=堤川東中)。彼は世界ランキング2位のラファエル・ナダル(27=スペイン)に一度勝ってみたかったようだ。ボールを打つたびにラケットに全力をつぎ込んだ。彼の耳には聞こえない打球音が大きく鳴り響いた。

27日、ソウルシェラトングランドウォーカーヒルホテルで行われたナダルの「ワンポイントレッスン」行事の時だった。起亜(キア)自動車広報大使として同日来韓して12時間もソウルにとどまらなかったナダルは、イ・ドクヒと20分ぐらいラリーを続け、指導に取り組んだ。旅行の疲れにもラケットをおもちゃ扱いしながら、強いストロークを放ったナダルが、「水を飲もう」と言ってレッスンを終えたら、イ・ドクヒの顔には名残惜しい気持ちがありありだった。

ナダルとイ・ドクヒの縁は06年11月にさかのぼる。ロジャー・フェデラーとのエキシビジョン・マッチのため、初めて韓国を訪れたナダルは、当時小学校2年生だったイ・ドクヒと会って、Tシャツにサインをし、一度や二度ボールを打ってあげた。

イ・ドクヒが今年4月、成人舞台の男子プロテニスツアーのポイントを取った時、ナダルはツイッターに褒め言葉を書き込んだ。ナダルは、「イ・ドクヒが聴覚障害をもっていると聞いた時、私の耳を疑った。大きなハンディーを克服する過程がすごい」と話した。ナダルはまた、「来年1月、豪州オープンの時、イ・ドクヒと再開してボールを打ちたい。持続的に連絡を取り合いたい」と言って、メンター役を買って出た。