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世界初曲がるスマートフォン、三星が来月発売

世界初曲がるスマートフォン、三星が来月発売

Posted September. 23, 2013 03:24,   

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三星(サムスン)電子が世界初に曲がるスマートフォンを、来月発売する。22日、三星電子と通信業界によると、三星電子は今月初頭、ドイツ・ベルリンの家電展示会(IFA)で公開した「ギャラクシーノート3」にフレキシブル(flexible)ディスプレーを適用した製品を、早ければ来月初頭、台数限定で発売する予定だ。

三星電子は1月、米ラスベガスで開かれた消費者家電展示会(CES)で、大きく曲がり、畳むことのできるディスプレー「ユム」を公開し、注目を集めたことがある。ただ、モバイル機器向けフレキシブルディスプレーの技術水準がまだ十分発達していないことを考慮すれば、ギャラクシーノート3の限定版は、従来の硝子盤の代わりに、プラスチックを使った有機発光ダイオード(OLED)を適用した形になるものと見られる。

プラスチックOLEDは、自由自在に形を変えることのできるフレキシブルディスプレーの初期段階であり、スマートフォンを落としたり、衝撃を加えても、壊れず、従来のディスプレーより軽くて薄い製品を作れるのが特徴だ。

電子業界は、25日に行われるギャラクシーノート3の国内発売行事の際に、三星電子が曲がるスマートフォンに関する具体的な内容を発表するだろうと見ている。

三星電子は、グローバルスマートフォン市場のトップ企業だが、これまで、革新に関する限り、アップルに遅れを取っているという評価を受けてきたのも事実だ。しかし、今回曲がるギャラクシーノートを発売すれば、ファーストフォロワー(fast follower=手早い追従者)から、ファーストムーバー(first mover=先導者)へとイメージを転換できるだろうと期待できる。スマートフォン業界の関係者は、「三星電子はかつて、ベーゼル(枠組み)や画質を巡る競争を乗り越え、ディスプレー競争の新しい場を切り開くことになる」とし、「曲がるギャラクシーノート3の発売を機に、新概念のスマートフォン時代が徐々に現実味を帯びてくるだろう」と評した。

一方、LG電子も、今年末までプラスチックOLEDディスプレーを適用したスマートフォンを発売する予定だ。電子業界は、曲面OLEDテレビなど、テレビ市場から始まったフレキシブルディスレーを巡る競争が、来年からはスマートフォン市場で本格的に火がつくだろうと見込んだ。