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ロッドマン・ブーム

Posted September. 12, 2013 06:44,   

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米国のバスケットボールスター、デニス・ロッドマンに同行して北朝鮮を訪れたジョセフ・ターウィリガー・コロンビア大学医学部教授(遺伝学)は10日、「今、北朝鮮ではロッドマン・ブームが起こっている」と明らかにした。

ロッドマンに同行して3〜9日、北朝鮮を訪れたターウィリガー教授は、東亜(トンア)日報との電話インタビューで、「北朝鮮の住民が皆ロッドマンの自叙伝を買って読むほど人気だ」とし、「ストレートなロッドマンを通じて米国を改めて知ったと話す若者も多い」と述べた。ターウィリガー教授は、平壌(ピョンヤン)科学技術大学の学生が英語版の自叙伝を読んでいたと伝えたが、同書がどうやって北朝鮮に流入したのかについては明らかにしなかった。

ターウィリガー教授は、今回の訪朝をとりもった英国のオンラインゲーム企業「パディパワー」が5月に開催した慈善イベントでオークションに当選し、ロッドマンに会ったことを機に訪朝に同行した。ロッドマンの通訳とスケジュールを担当したターウィリガー教授は、保健研究のためにすでに6度訪朝し、今年の夏には平壌科学技術大学で遺伝学の講義もした。

ターウィリガー教授は、「訪問中の晩餐会で金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に会ったが、北朝鮮政権に対する具体的な話はロッドマンがしなければならない」とし、金第1書記についての言及は控えた。

ターウィリガー教授は、北朝鮮指導部とロッドマンの関係について、「金氏一家はロッドマンの要請は何でも聞き入れる最高の待遇をした。自分が望むことを北朝鮮指導部から得るロッドマンの能力は天才的なレベルだ」と伝えた。

ターウィリガー教授は、「幼い頃から『米国を叩きつぶせ』という反米スローガンを叫んで生きてきた北朝鮮の若者にとって、ロッドマンの『バスケ外交』は米国との関係を好転させる小さいが重要な契機になると信じる」と付け加えた。中国延辺、カザフスタンなどで研究を行ない、北朝鮮住民に会って北朝鮮に関心を持ったというターウィリガー教授は、昨年夏には延辺で北朝鮮の方言まで学んだという。