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ベトナム訪問の朴大統領、ホー・チ・ミン主席の座右の銘引用し協力アピール

ベトナム訪問の朴大統領、ホー・チ・ミン主席の座右の銘引用し協力アピール

Posted September. 09, 2013 03:52,   

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「変わらないことですべての変化に対応する」

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は8日、ベトナム・ハノイで開かれた経済協力懇談会で、ホー・チ・ミン主席の座右の銘を引用した。朴大統領は、「両国の友情と信頼が変わらなければ、いかなる変化や挑戦にも十分に共同して対応していくことができる」と述べた。

趙源東(チョ・ウォンドン)大統領経済首席秘書官は同日、「朴槿恵政府の『セールス外交』スタイルは、一方的に利潤を得るのではなく、相手国の心をつかむウィン・ウィン外交だ」とし、「ベトナム人の心をつかむための様々な支援が続くだろう」と述べた。大統領府はこれを「助け合って心を交わす品格のある21世紀型セールス外交」と表現した。

朴大統領は懇談会で、「両国の経済協力を継続的に発展させるには、韓国がベトナムの発展に貢献し、ベトナム経済の発展が再び韓国経済に新たな機会を提供する好循環の協力構造が構築されなければならない」とし、「ベトナムの経済発展を積極的に支援する」と述べた。

朴大統領は懇談会で、ベトナムで行なわれている韓国企業の社会貢献活動を強調し、1999年にベトナム初の社会的企業「KOTO」を設立し、教育センターを運営して貧しい青少年たちに教育と雇用を提供したムン・ヨンチョル氏を紹介した。

朴大統領は9日、公式日程初日にベトナム人が尊敬するホー・チ・ミンの墓地に献花した。そして、首脳会談でベトナムの科学技術研究院(V−KIST)の設立を韓国の発展経験をもって支援する内容の了解覚書を締結するなど、ベトナム人の心をつかむ考えだ。

これには、今回のベトナム訪問期間中に言及はなかったものの、父親の朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領時代のベトナム戦争派兵に対する負い目も作用したという見方もある。大統領府関係者は、「ベトナムはベトナム戦争を勝利した戦争だと考えているため、韓国が強いて過去を振り返る必要はなく、未来に向かって共に進めばいい」と強調した。

朴大統領は晩餐会で、「ベトナムはブリックスに続き、新たな新興国として浮上しているVIPの一員であり、ベトナムの潜在力と可能性に注目した」とし、「アジアン地域の国家の中でベトナムを最初の訪問国に選んだのも、韓国とベトナムが共に築く未来を確信しているためだ」と述べた。ベトナムも、経済協力晩餐会を大韓商工会議所が主催した韓国とは違って、直接政府が主催し、大きな関心と誠意を示した。晩餐会には、ベトナムのホアン・チュン・ハイ経済副首相をはじめ長官、次官級7人と地方政府の21の省長や副省長が出席した。朴大統領は10日、約1800社の韓国企業と約7万人の海外同胞社会の拠点であるホーチミンを訪れる予定だ。

一方、朴大統領は同日、17人の韓服デザイナーと2人のアオザイ・デザイナーが参加した韓服・アオザイ・ファッションショーを観覧した。ファッションショーが終わった後、朴大統領が舞台に上がった時に着ていた韓服は、大統領就任式の時の韓服をデザインしたキム・ヨンソク・デザイナーの作品だ。