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ワシントンの韓国大学生インターン

Posted September. 02, 2013 06:26,   

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米ワシントンで韓国大学生インターンに初めて会ったのは、赴任して5日目の昨年12月19日だった。新年特集シリーズのインタビュー初回のためにワシントン市内にあるジェローム・グレン博士のオフィスを訪ねた時、ドアを開けて記者を出迎えてくれたのは漢陽(ハンヤン)大学経済学科に在学するヨン・ソユン氏(22)だった。

ヨン氏は、韓国大学生インターンプログラム「ウェスト」9期生で、昨年4月にワシントンに来てグレン博士のシンクタンク、ミレニアム・プロジェクトで働いていた。その後、ワシントンの韓国大使館でのインターンを終えて先月帰国したヨン氏は、「米国という国と専門職業の世界を理解できた」と話した。

ヨン氏をはじめ、ワシントンのシンクタンクなど重要な場所で韓国からきた大学生インターンをすぐ目にすることができた。韓米政府が運営するウェスト・プログラムのほかにも、峨山(アサン)政策研究院と峨山ナヌム財団が共同設立した「峨山書院」は、今年すでに3期目、計100人に近い韓国大学生をワシントンに送った。

峨山書院1期インターンとしてワシントン戦略国際問題研究所(CSIS)に勤めた西江(ソガン)大学経済学科のカン・ワンソプ氏(26)は4月に帰国し、「ワシントンは本当にチャンスが多く、新しい人々と良いネットワークを形成できる場所だ」という感想を電子メールで伝えた。カン氏は復活節に教会に行き、オバマ大統領夫妻に会って握手する栄光を得ることもできた。

昨年12月から8ヵ月間、ウェスト・プログラム脱北者特別選考でワシントンに滞在している脱北大学生10人が米国社会に定着する過程を見ることができたのは、大変有意義だった。ある大学生は、「米国は北朝鮮の人権に無関心だと思っていたが、関連セミナーに集まる米国人を見て考えが変わった」と話した。

彼らと関係を持った米国人たちも一様に韓国の若者に対して好印象を持ったと話した。ウェスト・プログラムのワシントンコーディネーター、ジム・ケルマン氏は、「韓国の大学生は、より良い未来のために必要な技術と知識を学べる機会を絶えず探しているようだ」と評価した。峨山政策研究院のワシントン現地職員、ショーン・セイラー氏は、「一日中忙しいインターン業務をしても、都市を旅行し、新しい友人を見つけることに熱心だ」と話した。

ソウルの駐韓米国大使館でウェスト・プログラムを担当するポール・トーマス氏は5月、東亜(トンア)日報との書面インタビューで、「ウェストは両国をさらに近くする効果的な方法だ」とし、「ウェストに参加する若い大学生は、将来米国に対して深い理解を持つ韓国の指導者になるだろう」と期待した。

米国での生活を満喫する学生たちに会う度に、記者も同様の考えをした。「私も若い頃に彼らのような経験をしたなら、その後の人生がどれほど広がっただろうか」と羨ましく思う気持ちは、「若者たちの交流は還暦になった韓米同盟が新しい60年に向かう人的資源になることは明らかだ」という頼もしさにつながった。

このため、今年5月のワシントン首脳会談で朴槿恵(パク・クンヘ)大統領とオバマ大統領がウェスト・インターン・プログラムをさらに5年延長施行することで合意したことはよかった。現在3ヵ月間のインターン現地滞在期間を来年から4ヵ月15日に延長する峨山書院の決定に拍手を送る。トーマス氏が東亜日報に明らかにした「5年大計」も実現することを願う。

「向こう5年間、ウェスト・プログラムの最大の目標は、米国人を韓国に送ることです。つまり、米国人が4、5ヵ月間、韓国語を学んで最長1年間、韓国機関でインターンとして働き、旅行できるようにすることです。多くの米国人が韓国の文化と社会、企業環境を理解することは、両国に利益になるからです。」