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中国新華社通信「北朝鮮の上流層、平壌の別天地で豪華な消費」

中国新華社通信「北朝鮮の上流層、平壌の別天地で豪華な消費」

Posted August. 29, 2013 04:21,   

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「最近、平壌(ピョンヤン)にはスキューバーの道具を持ってプールに来る男性も、露出の激しい水着を着た新世代女性もいる」

中国官営新華社通信の杜白羽平壌駐在特派員は、新華通信が発行する国際時事雑誌の環球の最新号の平壌ルポ記事で、平壌の上流層の生活をこのように紹介した。

今年5月初め、平壌大同江(テドンガン)沿いに開業した「ヘダンファ館」は、北朝鮮の上流層のための代表的な施設だ。杜特派員は、ここをショッピングだけでなく、食事、運動、サウナ、マッサージ、美容までワンストップで利用できる「消費の聖地」と呼んだ。ここの消費水準は開いた口が塞がらないほどに高い。マッサージ30ドル(約3万3500ウォン)、水泳15ドル(約1万6700ウォン)、サウナ5ドル(約5600ウォン)など、平壌の他の施設より約50%も高い。ヘダンファ館2階の鉄板料理店の焼肉定食は、1人前で50ドル(約5万6000ウォン)と70ドル(約7万8000ウォン)の2種類だけだ。「余計に高い」と思っている外国人は少なくないが、北朝鮮の特殊階層は「それぐらい使っても大丈夫」と話す。杜特派員は、「ヘダンファ館で会った北朝鮮人の身なりが中国の北京や上海の洒落た人と区別し難いほどだ」と伝えた。

また、他の高級名所の大同江外交団会館は最近、顧客誘致のために新しい戦略を打ち出した。ここのプールは曜日別に内・外国人を区分して入場させたが、6月中旬からはこの規則を無くした。杜特派員がプールでブランド品の時計をつけてバタフライをしていた北朝鮮の男性に、「防水時計ですか」と聞いたら、彼は「ドバイで買ったロレックスだが、防水機能がある」と自慢した。彼はただし「値段は知らない。友達がプレゼントでくれたものだ」と話した。

杜特派員は北朝鮮でここ1年の間に西洋化がたくさん起きたと紹介した。「北朝鮮のマンハッタン」「リトル・ドバイ」と呼ばれる平壌の倉田(チャンジョン)通りには多様な高級レストランや外貨を使えるスーパーマーケットが軒を連ねている。レストランのメニューには値段が北朝鮮の貨幣基準で記されているが、食費は中国人民元かドルなど外貨でのみ支払いが可能だ。従業員が闇市場の為替レートで計算して値段を教えるという。

杜特派員は、「北朝鮮経済で配給制と市場経済が共存しているため、住民が外貨で配給物量以外の商品を買うことはできるが、経済が封鎖されている状況で、一般住民がどうやって外貨を手に入れ、上流層がどうやって高収益を上げて豪華な生活をしているか不思議だ」と報道した。