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「協力パートナーだが…歴史の直視を」 朴大統領から日本にメッセージ

「協力パートナーだが…歴史の直視を」 朴大統領から日本にメッセージ

Posted August. 15, 2013 03:57,   

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1974年8月15日、母親の陸英修(ユク・ヨンス)氏が光復節の記念式場で襲撃によって死亡し、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領はフランス留学を中断してファーストレディとしての任務を始めた。北朝鮮の指図を受けた文世光(ムン・セグァン)が陸氏を射殺した時、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領は式典のあいさつで「平和統一3大基本原則」を発表していた。当時、北朝鮮の韓国への挑発が続いていたが、朴元大統領は、△韓半島の平和定着、△相互の門戸開放と信頼回復、△人口比例自由総選挙による統一の3大原則を提案し、緊張緩和と南北対話、平和統一の考えを強調した。1970年8月15日には「8・15平和統一構想宣言」を発表するなど、光復節記念式のあいさつで、主に平和統一構想を明らかにした。

人生の重大な転換点となったあの日から39年になる15日、朴大統領は父親が立った壇上に立ち、父親のように「平和統一」への強い意志を明らかにする予定だ。39年前に発表された平和統一3大基本原則のうち、「韓半島の平和定着」はすでに4大国政基調の「平和統一基盤構築」に含まれており、「信頼回復」は「韓半島信頼プロセス」の大枠に入っている。

朴大統領は記念式の言葉で、統一の意志とともに韓国の長期的な未来ビジョンを提示し、国民に夢と希望のメッセージを投げかけるという。李明博(イ・ミョンバク)前大統領が光復節で提言してきた「グリーン成長」や「同伴成長」といった新しい言葉は使わないようだ。任期初年度に新しい言葉を発する場合、「4大国政基調」実践の推進力が落ちる恐れがあると判断したからだという。

関心が集まる日本に対しては、北東アジアの未来に向けて重要な協力パートナーというメッセージとともに、歴史を直視しなければ未来に進むことはできないという警告も伝える予定だ。ただ、独島(トクト)や従軍慰安婦問題について言及するかどうかは悩んでいる。

朴大統領は、光復節記念式に出席するため、国立ソウル顕忠院(ヒョンチュンウォン)で開かれる陸英修氏39周忌追悼式には出席できない。昨年まで朴大統領は毎年、光復節は母親の追悼式に出席して遺族代表のあいさつをし、すべての参列者と握手をした。朴大統領の追悼式不参加で、大統領就任後一度も会っていないという弟の朴志晩(パク・ジマン)氏夫妻との自然な再会も実現できなくなった。