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麻生氏の改憲発言、慰安婦問題より大きな波紋 米日で憂慮の声

麻生氏の改憲発言、慰安婦問題より大きな波紋 米日で憂慮の声

Posted August. 01, 2013 06:23,   

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「ドイツのナチスのように秘密裏に改憲しよう」と言う趣旨の日本の麻生太郎副首相の妄言に、日本国内外から憂慮の声が出ている。

米ワシントンの政治外交情報誌「ネルソンリポート」は先月30日、「麻生副首相が憲法改正への熱望から分別もなくナチス政権に言及した」とし、「これは慰安婦否定や安倍晋三首相の侵略否定よりも大きな波紋を呼びかねない」と分析した。また、「オバマ政権は、以前から韓日関係の悪化が(韓米日間おn)同盟と協力を困難にすると憂慮したが、麻生副首相の発言は、そのような憂慮を増幅させた」と指摘した。

ネルソンリポートは、「韓国の主要市場は中国で、防衛のための戦略的な同盟国は米国だ」とし、「果たして、韓国が日本の肩を持ってくれるだろうか」と疑問を示した。その上で「日本が韓国人の(否定的な)視線を友好的に変えるためにできることは何もない」と書いた。

米紙ウォールストリートジャーナルのブログ「ジャパン・リアルタイム」も、「麻生副首相の発言に韓国とユダヤ人人権団体が即刻反発している」と伝えた。

日本の時事通信も31日、麻生副首相の発言について、「憲法議論を静かな環境の中で進めるべきだという認識を強調したものと見られるが、ナチス政権の手法を肯定したものとも受け取られかねないため、波紋を広げる恐れがある」と報じた。

これに先立ち、麻生副首相は29日、東京で開かれた講演会で、憲法改正に関連し、「ドイツのワイマル憲法は、いつの間にか変わっていた。誰に気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうだろうか」と話した。これは、ナチスが憲法を無力化させたことを意味するものと解釈される。