暑さで「クールビズルック」（体感温度を下げる手軽な勤務服）が人気を呼び、男性の欠点を補う「コンプレックス補正商品」の売り上げも増加している。
最近はやりの補正商品の特徴は、身体的な短所を隠す「マイナス補正」に焦点を合わせている点だ。どうしても露出が多い夏には、身体的な欠点が現われるためだ。代表的なマイナス補正商品としては、ニップレスや足の毛の手入れ機器、ビジネススリッパなどがある。背が高く見せる「シークレットインソール」や貧弱なスタイルをカバーする「肩パット」など、以前人気を呼んだ「プラス補正商品」と対比される製品だ。オープンマーケット１１番街では、男性用マイナス補正商品の６、７月の売り上げが昨年同期より２７０％も増えた。
ニップレスは、夏、薄いシャツで目立つ男性の胸の部分を隠す。最近、特に「ランニング」を着ずに裸の上にシャツを着るのが普通となり、インターネットで反響が高い。ネットショッピングモールのニップレスの販売量は、昨年より２〜３倍も増えた。顧客はソフトな材質の接着パッチを胸につけるだけでよく、便利だと評価されている。色も肌の色に近く、目立たない。
足の毛の手入れ機器は、半ズボンをはく男性が増え、売り上げが増加傾向だ。日本からの輸入品である「レッグヘアートリマー」は、毛を無理に抜いたり剃る代わりに、望みの長さに調整する。１１番街では、この製品の売上は前年に比べて６倍増えた。
足の臭いで悩む男性のために作られたビジネススリッパも反響を呼んでいる。これは、前の部分は普通の靴と同じだが、後ろの部分がスリッパの形になっている。通気性がいいので、足の臭いを心配しなくていい。「脇汗パッド」は、夏にどうすることもできない脇汗がコンプレックスの男性のための製品。髪の毛の厚さより薄い０.０３ミリの透明フィルムででき、脇汗による悪臭や服の変色を防ぐ。
夏にはスタイルの欠点を隠す男性用補正下着の売り上げも増える。Ｇマーケットでは、腹の肉を押さえて集める男性専用腹巻「メタマッスルベルト」の今年６、７月の売り上げが昨年同期より２４％増加した。
１１番街関係者は、「スタイルとおしゃれ重視が流行となり、欠点を隠す補正製品の人気がますます高まっている」とし、「現在、流通業社は斬新なアイディア製品の獲得に努力している」と話した。
About Dong-A Ilbo