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[オピニオン]延坪海戦英雄の独島訪問

Posted July. 23, 2013 03:18,   

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18、19日、鬱陵島(ウルルンド)と独島(ドクト、日本名・竹島)に行ってきた。出発前日、中部地方で雨が降り続け、国土最東端の独島に足を踏み入れるという長い間の夢がまた挫折するのではないかと心配だった。結果はハッピーエンド。雨が降ったり止んだりしたが、江原道東海市(カンウォンド・トンヘシ)に到着する頃、嘘のように空が晴れ渡った。波は1メートルの高さで比較的穏やかだった

◆2002年6月の第2延坪(ヨンピョン)海戦の英雄である韓相国(ハン・サングク)中佐の魂のお陰で天気もよく、海も穏やかだったのか。共に独島を訪問した海軍発展諮問委員30人が利用した船は、海軍の誘導弾高速艦(PKG)韓相国艦だった。チャムスリ357号の操舵長だった韓中佐は、胸に銃弾を受けても最後まで舵を放さなかった。海軍は、延坪海戦の英雄、尹永夏(ユン・ヨンハ)、韓相国、趙天衡(チョ・チョンヒョン)、黄道顕(ファン・ドヒョン)、徐厚源(ソ・フウォン)、朴東赫(パク・ドンヒョク)を称えるためにPKG1〜6艦艇に順に彼らの名前をつけた。韓相国艦は40ノット(時速約72キロメートル)に迫る速度で波をかき分けて走った。

◆日本は執拗に独島を狙っている。昨年、日本の巡視船が99回も独島に接近した。今年の接近回数は7月現在で57回。鬱陵島と独島の距離は87キロメートルで、157キロメートルの日本の隠岐諸島と独島間よりも近い。しかし、韓国艦艇が東海岸から出発するなら、隠岐諸島から出発する日本の巡視船よりも独島に到着するのが遅れる。そのため、鬱陵島は独島防衛に決定的な位置にある。鬱陵島の沙洞(サドン)港開発の第1段階が終わり、最新の戦闘艦である韓相国艦の停泊が可能になった。北朝鮮の脅威まで考慮すれば、第2段階の工事を急ぎ、より大きな艦艇が停泊できなければならない。

◆海軍軍艦の独島接岸は、韓相国艦が2番目だ。今年5月、同クラスの鄭兢謨(チョン・グンモ)艦が初めて独島に来た。韓相国艦の艦長、チョン・ヒナム少佐は、「韓国の領土である独島に係留する訓練を無事に終え、誇らしい気持ちだ。領土守護に自信を持った」と述べた。独島は孤独ではない。独島に戦闘艦が接岸でき、「独島は韓国の領土」というスローガンが実感をもつようになった。鬱陵島に空港も設置されるというから、独島上空の防衛も堅固になる。

方炯南(パン・ヒョンナム)論説委員 hnbhang@donga.com