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「家族よりもスマートフォン」 青少年24万人が中毒症状

「家族よりもスマートフォン」 青少年24万人が中毒症状

Posted July. 04, 2013 03:02,   

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高校1年生のホン・ヨンジン(仮名・16)君は、自他共に認める「スマートフォン中毒患者」だ。毎朝、スマートフォンのアラームを聞きながら目覚め、ベッドに入るまでモバイルツイッターやフェイスブックを楽しんでいる。特にトイレの中で、そして街頭を歩きながら楽しむ携帯ゲームは、ホン君にとっては最大の楽しみだ。

ホン君がこれほどまでにスマートフォンにのめり込んでいる理由はなんだろうか?彼はやや衝撃的な答えを口にした。「最近はスマートフォンさえあれば、この世の中で出来ないことなどないでしょう。正直、家族や友人無しでは生きることができても、今はこれ無しでは生きていけないような気がします」。

青少年7人中1人が、ホン君のようにスマートフォンの中毒状態であることが、調査の結果わかった。青少年のインターネット中毒と同様に、昨年に比べ大幅に増えたことが、調査の結果わかった。

3日、女性家族部が5月と6月、全国小学校の4年生と中学1年生、高校1年生の児童生徒171万9866人を対象に、「インターネット・スマートフォンの利用習慣に関する全体調査」を実施した結果、24万249人(14.0%)が、スマートフォンの中毒状態だった。

スマートフォンがなければ、不安になったり、スマートフォンに執着する「注意群」が20万1200人、スマートフォンがなければ、眠れなかったり、食事すらまともにできない「危険群」が3万9049人だった。青少年のスマートフォン中毒について、政府が全体的に調査したのは、今回が初めてだ。

特に、危険群は、△小学校4年生=1万372人、△中学1年生=10万2602人、△高校1年=12万7275人と、学年が上がるほど数字が大幅に増えた。

インターネット中毒の青少年も、10万5152人(6.1%)で、12年、ネット中毒と集計された6万8044人に比べ、3万7108人(54.5%)も増加した。ネット中毒の子どもが大幅に増えたのは、注意群に属する子どもが、昨年の1.8倍に増えたためだ。ネット中毒危険群は、かえって5474人が減少した。

女性部は、青少年のスマートフォンやインターネット中毒が深刻な水準と確認されたことを受け、全国の青少年相談福祉センター198ヵ所、治療協力病院179ヵ所と連携し、相談や寮特化プログラムを実施することにした。

ネット中毒は、軽い症状を見せる青少年が増えたためで、学校ごとに中毒専従カウンセラーが直接出向く集団相談を導入することにした。特に、高危険群の子どもについては、今年中に寮の形の常設ネット中毒治療学校を設立し、来年から中毒の子どもを集中的に治療することにした。

女性部のキム・ソンビョク青少年媒体環境課長は、「今回の調査で、青少年らのスマートフォンやネット中毒が深刻なレベルであることがわかった」とし、「特に、夏休みや冬休みなどの長期休業中に深刻化する傾向を見せており、今年の夏、子供らに健康なデジタル機器の利用習慣を身につけさせるための家庭での努力が切に求められる」と語った。

専門家は、遊びや学業ともに、自然にデジタル機器を使う時期が到来しただけに、デジタル消費者教育が必要だと強調した。ソウル大学の金東一(キム・ドンイル)教授(教育学科)は、「スマートフォンを、言葉通りスマート(賢明)に利用できる教育を、一日も早く実施しなければならない。それに向け、国や大学、企業などが一丸となり標準化した教育プログラムを急いで開発しなければならない」と求めた。