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ピンク、黄色、紫色…朴大統領のカラージャケットが大陸を虜に

ピンク、黄色、紫色…朴大統領のカラージャケットが大陸を虜に

Posted July. 01, 2013 08:35,   

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朴槿恵(バク・クンへ)大統領の「カラージャケット政治」が大陸を虜にした。先月27日から30日まで中国を国賓訪問した朴大統領は、ピンクや黄色、白、紫色など多彩なジャケットを着替えながら、無彩色の服だらけの男性官僚らの間で、雰囲気を主導した。国内のファッション専門家らも、「朴槿恵流ジャケット」は大統領のメッセージを示すベストアイテムだと、口をそろえている。

専門家らは特に、朴大統領が今年5月の訪米時とははっきりと違う雰囲気のジャケットを選び、着心地のよさや自信を表したと分析した。先月28日、中国の習近平国家主席夫婦と会ったときに着ていたピンクのジャケットがその代表例と言える。普段、男性服から進化したトレンチコートやスーツの上着のようなジャケットを好んで着ていたのとは違って、この日は、ラウンドカラーに腰のくぼんだ女性らしくて優しいデザインのジャケットを着た。

イメージスタイリストのユン・へミ氏は、「女性リーダーが最も女性的な色を選んだのは、自分のカリスマ性を、これ以上服であらわす必要などないという自信の表れだ」とし、「硬いスタイルを固守し、強い大統領のイメージを与えようとしたプレッシャーから脱したものと見られる」と話した。ユン氏は、「アジアの『ファッションリーダー』といわれている彭麗媛夫人を意識したような気がするが、ピンクのジャケットを着ても、朴大統領はリーダーとしてパワーフルに映る」と付け加えた。

首脳会談で着た黄色のジャケットは、これまで着ていたものより彩度が高かった。パーソナルイメージ研究所所長のカン・ジンジュ氏は、「韓米首脳会議では、ビジネス的な雰囲気に応じて青色を選んだが、今度は、肩の力を抜いて、明るくて着心地のよいレモンの黄色を選んだ」と解釈した。インターファッションプランニングのファン・ソンア責任研究員は、「訪問国への配慮のため、中国では縁起のいい色とみなされる黄色や赤色を主に選んだようだ」と話した。

韓中ファッション産業協会名誉会長を務めている弘益(ホンイク)大学の簡鎬涉(カン・ホソプ)教授は、先月27日、北京首都空港到着の際に着ていた白のジャケットを、ベストアイテムに選んだ。簡教授は、「飛行機の太極マークを背景に、白地に黒のラインが描かれた服を着て、タラップを降りてくる姿は、太極旗(テグッキ=韓国の国旗)の乾坤坎離を思い浮かばせた」とし、「単純かつ明瞭な有意義な選択だ」と主張した。

クロコダイルレディーのチョン・ソヨン取締役は、朴大統領が先月29日、清華大学での演説の際に着ていた紫色のジャケットが、一番目についたと言った。チョン取締役は、「紫色は、中国では貴族だけが着る色だ」とし、「訪米時は、民主党の象徴色でもある青色と、すっきりしたグリーンのジャケットを主に着たが、これらの色は、中国では下位職の管理らが使った色なので避けたらしい」と話した。