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1週間前に逃げたチェドリの友達、イルカ仲間ができた?

1週間前に逃げたチェドリの友達、イルカ仲間ができた?

Posted June. 29, 2013 05:20,   

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28日午後3時ごろ、済州道西歸浦市大靜邑下摹里(チェジュド・ソギポシ・デジョンウプ・ハモリ)の海岸から、100メートルほど離れた海。イルカ50頭あまりが群れを成して、えさをとる様子を、国立水産科学院・鯨研究所の船が捉えた。キム・ヒョンウ研究士など2人は、急いで動画や写真を撮った。今月22日、西歸浦市城山浦(ソンサンポ)港で野生での適応訓練を受けていたところ、海に逃げたイルカ「D−38(異名サンパリ)」が、この群れに合流した可能性が高いと判断したからだ。

キム研究士らは、写真に映ったイルカらの尾びれなどの形や血管の筋、傷について分析した結果、「サンパリ」を見つけ出した。イルカの尾びれは、人の指紋のようにそれぞれ違う。キム研究士は、「サンパリは10年に捕獲された後、長い間公演をしなかったため、簡単にイルカの群れに合流できたと見られる」と話した。

サンパリは、チュンサミと済州市涯月邑高内里 (エウォルウブ・ゴネリ)沖合いの定置網にかかって捕獲された後、公演などをやらされていたが、裁判所から海に戻すよう判決を受け、今年4月、海に戻された。サンパリは、チュンサミやソウル大公園から移送されてきた「チェドリ」と一緒に、野生での適応訓練を受けていたが、最近、破れたイケスの網から抜け出した。チェドリとチュンサミは、全地球測位システム(GPS)などを付けられ、来月、海に放される予定だ。