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「顔無き将兵」KLO部隊、活動記録初公開

「顔無き将兵」KLO部隊、活動記録初公開

Posted June. 25, 2013 08:53,   

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韓国戦争当時、米軍傘下の8240部隊(ケロ部隊)は、「顔無き将兵」だった。当時、敵陣に浸透して、偵察、後方かく乱、妨害工作など特殊任務を遂行した非正規軍だったためだ。在韓極東軍司令部情報参謀部所属に組織された8240部隊は、KLO(Korea Liasion Office=韓国連絡事務所)を韓国式に発音したことから「ケロ」という名で呼ばれてきた。

ケロ部隊は、全員が北朝鮮地域出身で独自集計で約3万人の部隊員のうち6000人が戦死し、2000人は行方不明となった。現在、生存者は2000〜3000人と推定される。同部隊は、休戦翌年の1954年、電撃的に解体され、部隊員は所属無しでばらばらになり、殆ど行方が分からない状態だ。彼らは階級も識別番号も与えられずに活動したため、国家有功者として認められてこなかった。

しかし、国家記録院が停戦60周年を迎えて、ケロ部隊員が韓国戦争当時活躍した写真や資料などを国家記録管理庁、国連記録保管所などから入手、彼らに対する補償の道が開かれた。国家記録院はケロ部隊員が点呼を受け、中国人民義勇軍の服装をして北朝鮮へ浸透する直前の様子と、1952年、米軍がケロ部隊員に下した作戦命令書などを、24日、初めて公開した。この資料は30日まで、ソウル鐘路区(チョンログ)の世宗文化会館前で開かれる「あの日の視線で見た記録」展示会で確認することができる。