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善竹橋など開城の遺跡、世界遺産登録

Posted June. 24, 2013 08:27,   

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北朝鮮の開城(ケソン)と周辺に集中している高麗(コリョ)時代遺跡がユネスコ世界遺産に登録された。

ユネスコは23日、カンボジアのプノンペン平和宮殿で開催された第37回世界遺産委員会で、北朝鮮が申請した開城歴史遺跡地区を世界遺産に登録した。同地区は、開城城壁5ヵ所、満月台(マンウォンルデ)と瞻星臺(チョムソンデ)遺跡、開城南大門(ナムデムン)、高麗成均館(ソンギュングァン)、崇陽(スンヤン)書院、善竹橋(ソンジュッキョ、写真)と表忠寺(ピョチュンサ)、高麗太祖王建(ワンゴン)陵と恭愍(コンミン)王陵などを含む。

2004年に「高句麗(コグリョ)古墳群」を初めて世界遺産に登録した北朝鮮としては、2番目の登録となる。これで韓国史関連の遺跡は、韓国が登録した10件と北朝鮮が登録した2件、そして中国が登録した高句麗遺跡を入れて全部で13件が登録された。

北朝鮮は2007年、開城歴史遺跡地区の世界遺産登録を申請したが、翌年の世界遺産委員会で登録留保判定を受けており、昨年再申請した。これに先立ち、ユネスコ諮問機関の国際記念物遺跡協議会(ICOMOS)は、現地調査報告書で「開城歴史遺跡地区は高麗王朝が思想的に仏教から儒教へと移行する時期の政治、文化、思想、精神的な価値を内包している」と評価した。