Go to contents

[お扇子もらいましたね?] 鄭首相の前では扇風機も禁物

[お扇子もらいましたね?] 鄭首相の前では扇風機も禁物

Posted June. 15, 2013 04:23,   

한국어

鄭烘原(チョン・ホンウォン)首相は14日、政府ソウル庁舎で開かれた国家政策調整会議で長官・次官らにお扇子を一つずつ配った。鄭首相は前日、鍾路洞三清洞(チョンノグ・サムチョンドン)の首相公館前で開催された住民バザールで、1個4000ウォンのお扇子を70個買った。鄭首相は、「このお扇子を使って夏を涼しく過ごして見ては」と勧めると、長官・次官らが一斉にお扇子を振る珍しい場面が演じられた。

鄭首相は、お扇子を幹部たちにもプレゼントした。扇子をもらった幹部の一人は、「クーラーどころか、扇風機をつけるときも、周りの空気を気にしている」と話した。

鄭首相は7日の国民向け談話で「原発不祥事との戦争」を正式に宣言。その後の1週間、首相が示した態度は、既存の物腰柔らかいイメージとは違った。政府内では、検察官出身だったことを取り上げ、「事件捜査を指揮している検事みたいだ」という話も出た。

談話発表を翌日に控えた6日まで、内部では「原発不祥事との戦争」という表現を使うことを巡って意見が分かれた。だが、鄭首相は「戦争」の表現にこだわった。首相側の関係者は「首相が前日の夜11時まで3度も発表文を修正した」とし、「相当の苦悩があった」と伝えた。

これに先立ち、先月31日の国家政策調整会議では、原発不祥事について「天人共に憤り怒る重大な犯罪」という表現も使っている。首相側の関係者は、「発表文の素案を見て、表現が弱いと思った首相が、直々に『天人共に怒る』を入れた」と話した。

鄭首相は、政府内の省エネ雰囲気を広めることにも力を入れている。国民に犠牲を求めながら、政府として先に骨身を削る努力を示さなければならないと考えているからだ。

最近は、事務室や公館で業務をこなす際、灯りをつけずに自然光に頼っている。夜はスタンド一つをつけるだけだ。首相側の関係者は、「幹部たちは、報告に入る際も、ワイシャツ姿にしている★」と言い、「最近は鄭首相主催の会議での第一声は『上着を脱ぎましょう』だ」と話した。

国務調整室総務課は、毎日庁舎の各部署を回りながら窓際の灯りを消すのが日課となった。太陽光を最大限に利用すると言う趣旨だ。職員たちが、再び灯りをつけるのを防ぐため、「節電」と書かれたステッカーも貼る。

首相側の関係者は、「クーラーは想像もできない。個人用の扇風機の使用も厳しく禁じられている」とし、「午後7時以降は、毎時間ビル全体を消灯し、必要な場合は個人用スタンドの使用を勧めている」と説明した。

鄭首相は最近、「室内適正温度(28度)の維持など公共機関節電対策が守られているのか、抜き打ちで点検せよ」と指示したという。国務調整室は、関係機関合同で月2回の抜き打ち点検を実施し、その結果を公表する方針だ。