ノーベル平和賞受賞者の女性5人が先月30日、従軍慰安婦妄言をした橋本徹大阪市長兼日本維新会共同代表を非難する声明を出した。5人は、シリン・エバディさん(イラン、2003年受賞)、マイレッド・コリガンマグワイヤさん(北アイルランド、1976年受賞)、リゴベルタ・メンチュウさん(グァテマラ、1992年受賞)、ジョディ・ウィリアムズさん(米国、1997年受賞)、リーマ・ボウイさん(リベリア、2011年受賞)。
声明は、「従軍慰安婦制度が必要だったとした橋本氏の発言を最も強い言葉で非難する」とし、発言の撤回と謝罪を要求した。また「戦時の『性奴隷』は今も戦争犯罪と規定されている」とし「慰安婦犯罪は個人と家族に大きな苦痛を与えただけでなく、東アジアにおいて緊張と憎悪、不信を継続させている」と指摘した。
日本政府に対しても、戦時の性暴力を禁止させる政策を推進することを要求。日本市民に対しては、性暴力に反対する声を結集するよう呼びかけた。