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ドイツ、ナチス被害のユダヤ人に10億ドルの追加賠償

ドイツ、ナチス被害のユダヤ人に10億ドルの追加賠償

Posted May. 30, 2013 03:12,   

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ドイツ政府は、ナチス政権から被害を受けたユダヤ人の会、「ユダヤ人対独物的ユダヤ人請求会議」に賠償金10億ドル(約1兆1300億ウォン)の追加支給を決めたと、外信が28日付で報じた。ユダヤ人請求会議は、1952年からドイツ政府と交渉を行ない、これまで700億ドル以上の賠償金を受け取った。ユダヤ人請求会議は賠償金で基金を作り、全世界の被害を受けた生存ユダヤ人に食糧や医療費などの必要なサービスを提供している。

今回の成果は、先週ドイツ財務省とユダヤ人請求会議がイスラエル・エルサレムで行った交渉による。この席で両者は、ホロコースト当時子どもだった生存者のための賠償についても今後協議することを決めた。ユダヤ人請求会議は、「児童生存者は両親が殺害される光景を目撃するなど精神的苦痛を味わった」とし、「来年、ドイツ・ベルリンで彼らに対する賠償についても話し合う」と明らかにした。

追加の賠償金は、来年から4年間、46ヵ国の生存ユダヤ人5万6000人に支給される。ユダヤ人請求権会のコディン報道担当は、「被害者の状況と事情に応じて順に支給する」と発表した。ほとんどの生存者が高齢なので、賠償金は自宅療養費に支援される可能性が高い。

ユダヤ人請求会議は、ドイツのほかにオーストリア政府とも被害補償の交渉を行っている。