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習近平主席、金正恩氏の訪中を拒んだ?

Posted May. 28, 2013 03:00,   

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記が今年9月以前に中国を訪問したい意向を習近平・中国国家主席に伝えたと、米国にサーバーを置いている中華圏メディア「多維」が情報筋の話として27日、配信した。

多維が伝えたところによると、金第1書記の特使として北京を訪問した崔龍海(チェ・リョンヘ)人民軍総政治局長が24日、人民大会堂で習主席に伝えた金第1書記の親書には、訪中を希望するという内容が含まれているという。これに対して中国側は、ただ「分かった」とコメントするに止まり、具体的な日にちなどについては触れなかったという。確答をしていない形だ。

当時、中国官営新華社通信は、親書に内容には触れないまま「(崔氏が)高官級交流と深い疎通をさらに強化していきたいと願うと話した」と報じた。

多維の報道によると、崔氏の訪中目的には、最近の一連の軍事行動について釈明し、6者協議再開への対応などの他にもに、金第1書記の訪中に向けた先遣隊としての使命も含まれていたという。こうした目的を意識してか、親書には「両国の先代の革命家たちが築いた北中間友誼を継承し、強固なものにし、発展させるべきだ」という内容が含まれていた。金第1書記が中朝血盟関係の復元を急務とみて、訪中を通じてこれを実現させたい気持ちを込めた内容だった。多維は、情報筋の話として、「金正恩が今年4月に高官交流を提案したときには、中国が断った」と伝えた。

多維は、金第1書記が習主席に直接親書で訪中意向を表明しただけに、中国としても拒否することはないだろうと分析した。その上で、金第1書記の訪中が実現する場合、中国側が要求した非核化を受け入れるか、習主席が望む大きなプレゼントを差し出すだろう、と書いた。

一方、ロシア出身の北朝鮮専門家のアンドレイ・ランコフ国民(クンミン)大学教授は、最近、英米圏で出版した著書「本当の北朝鮮:失敗したスターリン主義楽園の暮らしと政治」の中で、北朝鮮の体制崩壊は避けられるものではなく、それによる社会混乱と流血事態が懸念されると書いた。