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監禁…類似性行為を強要…悪夢の85日間

監禁…類似性行為を強要…悪夢の85日間

Posted May. 24, 2013 06:52,   

한국어

タイ人のA氏(26、女)は仕事を求め、先月、バンコクでマッサージ店を経営している韓国人のイ某氏(45)と会った。イ氏は、「韓国に渡って、マッサージ師として働けば、大金を手にできる。飛行機代も働いて返せばいい」とそそのかした。A氏は、契約期間の85日間、一日でも働かなければ、8万5000バーツ(約320万ウォン)を違約金として支払うことしにし、イ氏と契約を交わした。イ氏は、韓国内のタイマッサージ業者・バク某氏(52)に、250万ウォンを受け取って、A氏を引き渡した。

先月24日、バク氏は、90日間の観光ビザで仁川(インチョン)空港から入国したA氏を、自分の京畿始興市(キョンギ・シフンシ)のマッサージ店に連れて行った。到着と同時に、A氏からパスポートを取り上げた。バク氏は、当初から、タイ人女性を85日間、休み無く働かせ、大金を稼ぐ魂胆だった。85日間が過ぎれば、タイに送り返し、ほかのタイ人女性を呼び寄せば済むことだった。残りの5日間は、出入国にかかる時間だった。

初日にバク氏は、「握力がどれほどあるか試してみよう」と、A氏を店内のマッサージ部屋に呼び寄せた。バク氏は、ズボンを下ろして類似性行為を強要した。彼は、「こうしなければ、客が集まらない」とし、具体的な行為を教えた。パスポートを取り上げられ、韓国語も下手なタイ人女性は、それに応じざるを得なかった。バク氏は、「客が類似性行為を望めば、全て応じなさい。逃げ出したら、遺体だけタイに送り返す」と脅かしたと、A氏は、後で警察で供述した。

バク氏所有の京畿周辺のタイマッサージ店5店は、ソーシャルコマース会社に広告を出し、客を集めた。夜に店を訪れた男性らの間では、類似性行為を受けられるという口コミを出たという。5店に雇われたタイ人女性14人は、立つことすらできない天井の低い部屋で、24時間待機しながら、順番に客の相手をさせられた。店ごとに、昼夜を問わず、室長らが女性らを24時間監視した。決まった休憩時間や休みもなく、働かされた。客のいない時間の合間を縫って休まなければならなかった。外出は、客で込み、人手の足りないバク氏がほかの店に行くときだけだった。

バク氏は、利用客の男性から、1時間に5万〜15万ウォン。類似性行為を行う場合は3万ウォンを追加で受け取ったが、タイ人女性らには、130万ウォンの基本給に、マッサージ1件当たりに4000〜6000ウォンの手当てのみ支払った。初月の給料は、入国費用として使ったと主張し、払わなかった。

A氏は9日、A氏のことを気の毒に思っていた客からの手助けを受け、ほかのタイ人女性らと一緒に、店から抜け出した。その足で、タイ大使館に通報し、警察が捜査に乗り出した。警察は、バク容疑者は10年4月から最近まで、タイ人女性らを違法に監禁し、数億ウォンの利益を上げたと見ている。バク容疑者は警察に、「月に700万ウォンしか稼げなかった。タイ人女性らが、大金ほしさに自ら買って出て売春をしたのだ」と否定した。バク容疑者が、タイに留学させている娘とやり取りしたカカオトークのメールには、「ママとパパは、月に1億ウォンは稼いでいるから、金の心配はするな。来年まで3億ウォンは稼げる」とかかれていたという。

ソウル地方警察庁・国際犯罪捜査隊は、監禁売春などの容疑で、バク容疑者を拘束し、同じ容疑でバク容疑者を手助けしたタイ人女性供給ブローカー、店の室長6人を在宅起訴したと、23日明らかにした。イ容疑者は、タイ現地で警察に逮捕され、拘束されている。警察は、ほかのタイマッサージ店を対象に、捜査を続ける計画だ。