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岸首相、韓国に謝罪特使派遣した 親書で「伊藤の韓国侵略は大きな過ち」と明言

岸首相、韓国に謝罪特使派遣した 親書で「伊藤の韓国侵略は大きな過ち」と明言

Posted May. 22, 2013 03:19,   

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20日午後1時30分頃、ソウル鍾路区都染洞(チョンノク。トリョムドン)外交部庁舎1階のロビー。外交部実務者に韓日問題に関する政策助言をするために訪れた国際韓国研究院の崔書勉(チェ・ソミョン)院長(85)が尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官と偶然会った。崔院長は挨拶をしてA4用紙5枚を尹長官に渡し、「必ず読んで下さい」と言った。尹長官は「分かりました」と答えた。

崔院長はこの様子を目撃した記者に、「最近、歴史に対する歪曲と妄言を続ける日本の安倍晋三首相を恥じ入らせる内容が含まれている」と説明した。

韓日問題の代表的な権威者である崔院長は最近、東亜(トンア)日報とのインタビューで、「安倍首相を見るとヒットラーが想起される」と述べ、安倍首相の歴史歪曲を痛烈に批判していた。

崔院長が尹長官に伝えた書類は、安倍晋三の祖父の岸信介元首相が首相在任中の1958年、日本の植民統治を謝罪するために韓国に特使として送った矢次一夫氏の訪韓記者会見の全文だった。矢次氏は日本政府初の謝罪使節だった。

矢次氏は1958年5月21日の会見で、「岸首相は日本の軍国主義者が韓国に犯した過ちを遺憾に思っている。首相は日韓関係改善に向けて心から努力してきた。このような努力を今後も継続するという岸首相の思いを李承晩(イ・スンマン)大統領に伝えた」と述べた。当時最も注目されたのは会見最後の内容だった。

「岸首相は伊藤博文と偶然にも同郷であることから、先輩である伊藤博文が犯した過ちを清算するために努力しなければならないと心に決めている」

伊藤博文は日本の朝鮮侵略を主導した張本人として、安重根義士の義挙によって死亡した。

崔院長が渡した書類には、駐日・駐米大使を務めた故金東祚(キム・ドンジョ)元外務部長官の回顧も含まれていた。金元長官は矢次訪韓当時、外務次官だった。この回顧によると、矢次氏が李大統領に会った時の会談内容は劇的だ。矢次氏は1958年5月19日、李大統領に岸首相の親書を伝え、「日本の韓国合併は誤りだった。岸首相と同郷の伊藤博文が韓国を侵略し、韓国国民に不幸を与えたことは大きな過ちであり反省する」と謝罪した。

矢次氏は李大統領に会う前、韓国政府関係者に、「日本人は(謝罪する時)土下座するが、そうするのがいいか」と尋ねたという。「その必要はない」と言われ、矢次氏は頭を90度に下げ、李大統領が近づいてから頭を上げたと、金元長官は振り返った。

崔院長は、岸元首相が矢次氏を通じて故郷(山口県)の先輩である伊藤博文の過ちを謝罪し、反省したことに特に注目した。「日本政府としての公的謝罪であり、個人として私的謝罪までした」と説明した。岸元首相自身もA級戦犯容疑者だったが、3年間の受刑生活の後、不起訴処分で釈放されて政界に復帰した経歴があるためだ。

崔院長は、「今日の韓国人、日本人皆がこのような事実をよく知らない。安倍首相は祖父が(矢次会見文で明らかにした)韓国に謝罪した精神に逆らってはならない」と繰り返し強調した。