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映画監督が同性結婚を宣言、公開カップルは国内初

映画監督が同性結婚を宣言、公開カップルは国内初

Posted May. 16, 2013 03:11,   

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映画監督のキム・チョグァンス(48)が同性の恋人であるキム・スンファン・レインボーファクトリー代表(29)との結婚を発表した。国内で公に同性結婚を宣言したのは初めて。

二人は15日、ソウル銅雀区舍堂洞(トンジャクク・サダンドン)のアートナイン映画館で記者会見を開き、「両家の両親からの許しを受け、9月7日の挙式を決めた」と明らかにした。これまで、「キム監督の19歳年下の恋人」とのみ知られていたキム代表は同日、初めてメディアに姿を現した

黒いタキシード姿で登場したキム監督は、「同性愛者にも、結婚という幸せを享受する権利があるというメッセージを伝えるため、公開結婚を選んだ」と話した。また、「婚姻届が受理されなければ、憲法訴願を提起するつもりだ」とし、「国内の同性結婚の合法化に向け、あらゆる努力を尽くす」と話した。同様にタキシード姿で、緊張した面持ちで出てきたキム代表は、「これまでゲイとして、隠れて生きてきたが、両親や知人らの支持を受け、この場に立った」と涙ぐんだ。

性的少数者の人権団体で初めて出会ってから8年間交際してきた二人は、キム監督が10年、公開プロポーズをしたことで話題を呼んだ。キム監督は、ソウル国際女性映画際で、自分が演出した映画「2度の結婚式と1度の葬式」が受賞した感想を述べている最中、恋人のキム代表にプロポーズした。

二人は、祝儀で性的少数者の人権運動のためのムジゲ(LGBT)センターを建設する計画だ。キム監督は、「できるだけ多くの資金を集めるため、人が多く集まるところを式の場所に決めるつもりだ」と明らかにした。結婚式は、ミュージカル公演や映画上映、トークショーなど、多彩な行事で構成される。

キム監督は、「同性愛者も普通の恋人たちと同じだ」とし、「時には口喧嘩もすることもあるだろうが、幸せに暮らしていきたいと思う」と話した。子供の養子縁組については二人共、「まだ、準備ができていない」と否定的な考えをほのめかした。