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世宗市原案固守の朴大統領「インフラ整備急いで」

世宗市原案固守の朴大統領「インフラ整備急いで」

Posted April. 05, 2013 03:17,   

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「地域均衡発展の象徴である世宗(セジョン)市で業務報告を受けることになり、意味深く思います」

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は4日、忠清南道世宗市(チュンチョンナムド・セジョンシ)の政府世宗庁舎で行われた国土海洋部と環境部の業務報告会で、世宗市訪問への感想を述べることから冒頭発言を始めた。朴大統領の世宗市訪問は、就任後初めて。世宗市は、朴大統領が2010年、李明博(イ・ミョンバク)前大統領の世宗市建設の修正案を推進していたことに対抗して原案を守り抜いた縁がある。当時、朴大統領の「政治的勝負の切り札」は、昨年の大統領選の際、忠清道の世論をつかむのに大きく影響したと評価されている。

朴大統領は「まだ環境がきちんと整っていないため生活に不便なことが多いと聞いている。世宗市の公務員たちが安心して働いて生活できるよう、全省庁が力を合わせて交通と教育をはじめインフラを早急に整備してほしい」と言い、格別な関心を示した。

朴大統領は報告を受けて「経済と環境、開発と保全は、これ以上対立する価値観であってはならない」と言い、「国道部と環境部の業務報告を一緒に行うのも、両省庁が創意的な協業を通じて開発と環境のパラダイムを変えて欲しいという気持ちが込められている」と述べた。その上で「一律的な開発や政府の一方的な補助だけでは持続手可能な地域発展の実現は困難だ」とし「選択と集中で新しい国土管理政策をまとめて欲しい」と国土部に指示した。

朴大統領は世宗庁舎で昼食を終えた後、忠清南道洪城郡(ホンソングン)のネポ新都市に位置する忠清南道の新庁舎開館式に参加した。式典への参加は、民主統合党所属の安煕正(アン・ヒジョン)忠清南道知事が2度にわたって参加を要請して実現したという。安知事は、庁舎のヘリポートまで出向いて朴大統領を迎えたが、安知事は記念式典で「2月に就任した朴大統領に大きな拍手を送ってください」と拍手を呼びかける場面もあった。



ditto@donga.com