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「普通の隣国扱いで良い」 中国で中朝血盟関係否定論相次ぐ

「普通の隣国扱いで良い」 中国で中朝血盟関係否定論相次ぐ

Posted March. 11, 2013 05:23,   

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中国で、北朝鮮を血盟でない一般的な隣国として扱わなければならないという「正常国家論」が浮上している。3度目の核実験で、北朝鮮に対する疲労感がたまっているうえ、北朝鮮の地政学的位置づけがかえって中国を不安定にする恐れがあるという認識のためだ。

10日、香港の「鳳凰網」によると、中国人民政治協商会議(政協)代表として北京で開かれている両会(全国人民代表大会と政協全国委員会)に出席している尹卓海軍少将は、「中国は北朝鮮と軍事同盟関係ではない」と明らかにした。

海軍情報化専門家委員会の主任を務める尹少将は、メディアとのインタビューで、「北朝鮮と中国の関係は、米国と韓国間の関係とは異なる」とし、「中国が北朝鮮に軍隊を置いているだろうか。中国が北朝鮮人民軍を指揮するだろうか」と問い返した。

そして、「中国と北朝鮮が地理的に近いため、中国が北朝鮮問題に関与せずに座視してはならないというのは偽りの命題だ」と強調した。

中国は北朝鮮と1961年に、「中朝友好協力相互援助条約」を締結した。条約の第2条は、「一方が侵略を受ければ戦争状態になると同時に即軍事的援助を提供しなければならない」として相互自動介入の原則を含んでいる。

尹少将の発言は、北朝鮮核問題で中国の役割を求める外部圧力への反発でもあり、他方では両国間の軍事協力の可能性が外から見るよりも大きくないということを示唆している。歴史学者の陶短房氏は6日、捜狐ドットコム軍事分野に掲載した文で、「北朝鮮が休戦協定を破棄して戦争の原因を提供すれば、中国はその戦争に介入する義務はない」と主張した。

これに先立ち、7日、政協委員である北京大学国際関係学院の賈慶国副院長は、「中国の北朝鮮に対する態度は、すべて朝鮮の行動にかかっている」として北朝鮮責任論を主張したと、官営インターネットメディアの中国網が伝えた。場合によっては北朝鮮を見捨てる可能性もあるということだ。

賈副院長は、「中国は終始一貫して非核化、平和安定、対話による問題解決という北朝鮮核問題の対応原則を守ってきた」とし、「北朝鮮が核問題にうまく対処できなければ、中国はやむを得ず制裁などの国際社会の決定に従うほかない」と強調した。さらに、過去にも休戦協定破棄の警告があったことを取り上げ、「北朝鮮は、今回もこれを内部結束に利用するだろう」と指摘した。そして、「これは北朝鮮に対する国際社会の認識を悪くし、北朝鮮自らの安全にも不利だ」と批判した。

賈副院長は、「北朝鮮は軍事的警告をした後、米国に密かに接近して協定を結んだり取引をしようとしてきた」とし、北朝鮮が血盟である中国を差し置いて米国と一対一で取引しようとするやり方も批判した。



koh@donga.com