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身長が10センチ高いほど「就職での不利益」は2ポイント減る

身長が10センチ高いほど「就職での不利益」は2ポイント減る

Posted March. 09, 2013 04:24,   

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政府が高卒の就職拡大に乗り出している中、高卒就職準備生は、上位圏4年制大学出身に比べ、求職の過程で差別を受ける可能性が3倍に上っていることが、調査の結果分かった。また、身長が高いほど、年齢が少ないほど、就職で不利益を受ける可能性が減っていることも分かった。

韓国開発研究院(KDI)のキム・ヨンチョル研究委員とキム・ヒサム研究委員が最近、韓国労働経済学会に提出した「学閥と入試体制に関する経済学的分析」と題した論文によると、高卒10人中2人は、就職過程で差別を受けたことがあることが分かった。

15歳以上の人口1万1654人を対象にアンケートを行った結果、最終学歴が高卒の回答者の18.65%が、新たな職を求める時、差別を受けたと回答した。一方、4年制大学出身は12.4%のみが、就職過程で差別を経験したと答えた。

大学修学能力試験(修能)の平均点数を基準に、4年制大学を上位圏、中上位圏、中位圏、その他の4年制と分類すれば、上位圏大学出身の就職差別の経験比率は6.38%と、中位圏大学出身(11.69%)やその他の4年制出身(12.85%)より一際少なかった。修能成績が事実上、就職市場にそのまま適用されていることになる。

実際に、年齢や居住地など、ほかの条件が同じでも、学閥が1段階あがるたびに、就職過程で差別を受ける可能性は3.6%ポイントずつ減っていることが、分析の結果分かった。

学閥は、賃金や自己満足度にも影響を及ぼしていることが分かった。職場内で賃金差別を受けた経験があると回答した比率は、上位圏大学出身は2.63%に過ぎなかったが、高卒出身は14.85%に上った。「生活に全般的に満足する」と回答した比率も、上位圏大学出身は55.66%と、半分を超えていたが、高卒は28.22%に止まった。

身長と年齢も同様に、就職に影響を及ぼした。ほかの条件が同一の場合、身長が10センチ高いほど、就職で差別を経験する可能性は2%ポイントずつ下がった。また、年齢が5歳若い求職者が、差別を受ける可能性が、年齢の高い求職者より1%ポイント少なかった。



weappon@donga.com