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「韓国は泥棒」 日本が独島問題で妄言

Posted February. 23, 2013 03:34,   

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日本が22日、島根県松江市で次官級政府関係者と国会議員が参加した中、「竹島の日」記念式典を行った。

県民会館で行われた記念式典は、地方自治体である島根県が主催したが、政府関係者として初めて島尻安伊子内閣府政務官(海洋政策・領土問題担当)が参加し、事実上政府行事として行われた。小泉純一郎前首相の息子である小泉進次郎自民党青年局長ら与野党議員19人も500人の右翼団体メンバーや住民と共に式典会場を訪れた。

記念式典に先立ち、菅義偉官房長官は同日午前、東京での記者会見で、「政務官の派遣は政府の姿勢を示すための意味もある。日本国民皆が竹島問題に関心を持ってほしい」と述べた。

島尻政務官は記念式典で、「竹島は言うまでもなく日本固有の領土であり、資源に関連した大変重要な問題だ」と主張した。2011年に米国を訪れ、慰安婦の碑の撤去を求めた山谷えり子自民党議員は、「韓国が竹島でファッションショーをし、ヘリ発着場などの施設がつくられる度に、身を切られるような思いがする」と述べ、拍手を受けた。

民主党政権で国家公安委員長を務めた松原仁議員は、「米国も中国も竹島を日本の領土と認めている」と主張した。松原議員は昨年8月15日、民主党の閣僚として初めて靖国神社を参拝した。式典の途中、聴衆席からは「韓国は泥棒だ」というスローガンも叫ばれた。

島根県は同日、竹島問題を国際司法裁判所(ICJ)に提訴し、政府主催の式典に格上げしなければならないという要望書を採択した。溝口善兵衛島根県知事は、「昨年夏の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島上陸後、政府の対応を求める国民の声が強い」と主張した。日本で独島(トクト)と最も近い隠岐の島の松田和久村長は、自衛隊の常駐と海上保安庁の大型巡視船の配備を求めた。

式典場の外では約400人の警察官が厳重な警戒を敷く中、抗議する韓国市民団体と日本の右翼団体メンバーの間で衝突も起こった。「独島守護全国連帯」のチェ・ジェイク会長らメンバー7人は、竹島資料室付近で「日本は独島侵略行為を止めろ」という垂れ幕を広げ、太極旗を振り、現場にいた日本の右翼団体メンバー10人余りといざこざが起こった。「独島守護隊」のキム・チョムグ代表は、「竹島は韓国領土である独島」と書いたビラをまき、右翼団体メンバーにつかみかかられ、小競り合いとなった。しかし、警察の制止によりこれ以上の不祥事はなかった。

「在日特権を許さない市民の会」など日本の右翼団体は、朝からバス約10台で松江市全域をまわり、拡声器で「朝鮮人は帰れ」と叫んだ。

昨年、駐韓日本大使館前の少女像に杭を立てた右翼インターネット政治団体「維新政党・新風」の鈴木信行代表は、竹島広報塔の前で、朴槿恵(パク・クンヘ)次期大統領が国会国防委員会議員だった2005年に独島を訪れたことがあると糾弾した。彼は前日、松江地検に朴槿恵次期大統領を竹島不法入国容疑で告発した。

同日の式典は、朴次期大統領の就任わずか3日前に行われ、韓日関係にも悪影響を及ぼすものとみえる。日本は来月にも、独島領有権の記述を強化した高校教科書検定の結果を発表する予定であり、葛藤が増幅される可能性がある。

右翼の市街行進を遠くから見ていた住民の表情は複雑だった。式典場から歩いて10分程の松江市の有名観光地、堀川運河の遊覧船関係者たちは、「午後にも韓国人団体観光客を迎える予定だ」と言って記念式典の影響を憂慮した。



bae2150@donga.com